□8月4日(水)


最も聖なるものとなる


出エジプト記30:22-38(29)

日毎の糧

 今日の御言葉は、注ぎの油と香に関する内容です。注ぎの油は、最上の香料とオリーブ油を混ぜて作った聖なる油です。この注ぎの油は、祭司と天幕のすべての器具に注ぐ油となります。聖なる油であるため、むやみに作ってはいけません。その油に触れるものはすべて、聖なるものとなります。神様は聖なるお方なので、神様のご臨在を象徴する全ての天幕の器具も、最大限に聖なる状態で保存されることを願われます。天幕で神様に仕える祭司たちにも、この聖なる香油を塗りました。祭司たちは聖なる神様に仕える聖い存在だからです。注ぎの油を私的な目的のために使う者は、命を失うようになります。それほどの恐れ敬う心で、聖く扱わなければなりません。私たち人間は、罪人の姿のままで神様の御前に進み出ることができません。神様は聖なるお方なので、聖なる油を塗った後でなければ、進み出ることができません。新約時代の聖徒たちは、イエス様の血と聖霊の油注ぎに頼って、神様の御前に出て行くことができるようになりました。私たちは神の御霊が住んでおられるきよい宮とされました(Ⅰコリント3:16,17)。毎日、どこにいても、何をしていても、主の御霊に頼って生きることができます。

 香をたく祭壇に用いる香を作る時も、塩を入れて、聖なるものにしなければなりません。香は、神様にささげる祈りを意味します(黙8:4)。香を作る時、塩を添加するように言われたのは、変わらない真実と聖なる状態で神様の御前に進み出るためでした。香を作る時も、主だけのために作るべきであり、個人的な目的のために作ってはなりません。私たちの祈りは、完全に主の栄光を求めるものでなければならず、自分の欲望を満たすための道具になってはなりません。私たちに注がれた御霊によって生きるなら、私たちの生活も、祈りも、礼拝も、神様が受け入れるのにふさわしい、聖なるものになります。



適用:私の聖さはどこから来るのか

一言:イエス様の血と聖霊の油注ぎ

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧