□4月16日(火)


主を恐れる女性


箴言31:10-31(30)

聖書本文

31:10  しっかりした妻をだれが見つけられるだろう。
 彼女の値打ちは真珠よりもはるかに尊い。
31:11  夫の心は彼女を信頼し、
 彼は収益に欠けることがない。
31:12  彼女はその一生の間、
 夫に良いことをし、悪いことをしない。
31:13  羊毛や亜麻を手に入れ、
 喜んで自分の手でそれを仕上げる。
31:14  商人の船のように、
 遠い所から食糧を運んで来る。
31:15  夜明け前に起きて、
 家の者に食事を整え、
 召使いの女たちに用事を言いつける。
31:16  よく調べて畑を手に入れ、
 自分の稼ぎでぶどう畑を作り、
31:17  腰に力強く帯を締め、
 腕に力を入れる。
31:18  収入が良いのを味わい、
 そのともしびは夜になっても消えない。
31:19  糸取り棒に手を伸ばし、
 手に糸巻きをつかむ。
31:20  苦しむ人に手を差し出し、
 貧しい人に手を差し伸べる。
31:21  家の者のために雪を恐れることはない。
 家の者はみな、紅の衣服で身を包んでいるから。
31:22  自分のための敷き物を作り、
 衣服は亜麻布と紫の撚り糸でできている。
31:23  夫は町囲みの中で人々によく知られ、
 土地の長老たちとともに座に着く。
31:24  彼女は亜麻布の衣服を作って売り、
 また、帯を作って商人に渡す。
31:25  力と気品をまとい、
 ほほえみながら後の日を待つ。
31:26  知恵をもって口を開き、
 その舌には恵みのおしえがある。
31:27  家の者の様子をよく見守り、
 怠惰のパンを食べない。
31:28  その子たちは立ち上がって彼女をたたえ、
 夫も彼女をほめたたえて言う。
31:29  「力ある働きをする女は多いが、
 あなたは、そのすべてにまさっている」と。
31:30  麗しさは偽り。美しさは空しい。
 しかし、【主】を恐れる女はほめたたえられる。
31:31  彼女の手が稼いだ実を彼女に与え、
 そのわざを町囲みの中でほめたたえよ。

聖書引用:新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会


日毎の糧

 今日のみことばは、箴言の結論部分です。箴言の背景には家庭、つまり家があります。知恵ある女性は家のすべてを満たし、和やかにします。若い男性が家庭を築くには、しっかりした妻を見つけるべきだと箴言は勧めます。そうした彼女の値打ちは真珠よりもはるかに尊いものです。では、しっかりした妻とはどんな人なのでしょうか。しっかりしていて、知恵がある人のことです。夫が信頼し(11)、夫を尊敬し、内助の功があり、夫を指導者として立たせる女性。家の為によく働いて富ませ(13-19)、家内だけでなく隣人にも手を差し伸べる女性(20)。寒い冬に備えあわせの着物を用意し(21,22)、口を開けば知恵深く語り、その舌には恵みの教えがあり(26)、夫や子供からほめたたえられる(28,29)、このような女性はすべてにまさっています。

 30,31節はしっかりした妻の結論部分です。ここまでは勤勉で誠実な女性でしたが、最後は主を恐れる女性として表現されています。男性は女性の麗しさや美しさを最高とみなします。しかし、外見の麗しさや美しさは時とともに色あせます。老いが現れます。いつわり、むなしさが増します。ほめたたえられるのは主を恐れる女性です。女性の麗しさと美しさは、主を恐れる生き方から作られるものです。主を恐れることが知恵の初め、知恵そのものです。そのためこの最後のみことばは、箴言1:7とペアとなって強調されます。いくら良い暮らしをして外見が麗しくても、主を恐れない女性は最高でしょうか。男性も同じです。いくら強そうに見えても、主を恐れないような男性は最高でしょうか。物質主義の時代にあって、しっかりした人は主を恐れます。しっかりした妻は31節にある、手でかせいだ実として表現されています。しっかりした妻は、社会的に認められ、指導者となり、町囲みのうちでほめたたえられることとなります。



祈り:主よ、主を恐れるしっかりした女性たちが、私たちの教会で、町で、国で、数多く育つように祈ります。

一言:主を恐れる女性をほめたたえよう

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧