聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2019]

2019年 03月 13日 (水)

列王記第二 8:1-29(18,19)
イスラエルと同じ道を歩むユダ

 北イスラエルは、ヤロブアムの時から全国的に偶像を崇拝するようになっていました。南ユダはそうはしませんでした。しかし、ユダの王ヨシャパテは、イスラエルとの友好政策の一環として、アハブとイゼベルの娘アタルヤを自分の息子ヨラムの妻にしました。ヨシャパテは良い王でしたが、北イスラエルの霊的な影響力を見落としていたようです。ヨラムは妻の影響を受けて、イスラエルの王たちの道に歩みました。主なる神のほか、複数の偶像に仕えました。これによって、南ユダにいくつかの滅亡の前兆が現れ始めました。アラムの王ベン・ハダデを殺して自分が王になったハザエルが、ユダとイスラエルを攻撃しました。エドムはユダの手から離れて自分の上に王を立てました。リブナはユダを裏切りました。
 ユダの王ヨラムが死んだ後、その子アハズヤが王となり、アハブの家の道に歩み、アハブの家のように主の目に悪を行ないました。その理由も、彼がアハブの家の婿になったからだと記されています。彼は、イスラエルの王ヨラムと共同戦線を構築してハザエルと戦いましたが、力不足でした。後に、彼らはエフ-によって悲惨な最期を迎えることになります。連合と平和よりも重要なことは、神様の御言葉に従って信仰の純粋性を守っていくことです。国の安定は、神様との関係が正しいときに訪れます。
 シュネムの女が神様の僕の方向に従い、飢饉を避けてペリシテの地に行った七年後、戻ってきて、自分の所有を回復しました。これは将来、イスラエルが神様に従えば、カナンの地を回復できることを示しています。ヨラムやアハズヤのようなユダの王たちは、神様の御言葉を守りませんでしたが、神様は、ダビデの子孫に、いつまでもともしびを与えるという約束のために、彼らに対して長く我慢されました。


適用:連合と平和を口実に、世と妥協していませんか

一言:「アハブの娘が妻であったから」


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