聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2019]

2019年 03月 17日 (日)

列王記第二 12:1-21(7)
なぜ、宮の破損を修理しないのか

 ヨアシュは、エフーの第七年に王となり、エルサレムで四十年間、王でした。彼の母親は、祖母アタルヤとは異なり、南ユダの人でした。ヨアシュは、祭司エホヤダが教える間は主の目にかなうことを行いました。ただし、高き所を取り除かなかったので、これは後にヒゼキヤが取り除きました。ヨアシュは、祖母アタルヤによって破壊されてしまった神殿(歴代二24:7)を修理しようとしました。このことを祭司たちに任せました。主の宮に納められるお金や、自発的な献金を使って修理するようにさせました。しかし、ヨアシュ王の第二十三年になっても、祭司たちはこの仕事を完成できませんでした。それで、ヨアシュは大祭司と祭司たちを呼んで責任を問い、彼らをその任務から外しました。祭司エホヤダは、お金がきちんと宮の工事監督者、また作業員たちに支払われるように、新しいシステムを考案しました。祭司たちとは違って、工事する者たちは、非常に誠実に働きました。集まったお金は、神殿の什器を作るのには使わず、神殿の修理に当てました。しかし、工事は急いでいたものの、罪過のためのいけにえの金と、罪のためのいけにえの金とは、神殿工事には使わずに、祭司たちのものになりました。
 17,18節は、ヨアシュがアラムの攻撃を受けた時、先祖と自分が神様にささげてきた物と王宮の金を、アラムの王に与えることで危機を免れたと記録しています。これは、祭司エホヤダの死後にヨアシュが信仰を失い、神様の懲戒を受けたことを記録したものです(歴代二24:15-27)。このような彼の最後は、良くないものでした(20)。


適用:神様の御業に熱心ですか

一言:ヨアシュの熱心を見習おう


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