聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2019]

2019年 07月 11日 (木)

歴代誌第二5:2-14(14)
  主の宮に満ちた神様の栄光

 ソロモンの主の宮の建設工事が、すべて完成しました。後は、主の契約の箱を至聖所に運び入れるだけでした。主の契約の箱は、これまで40年間、シオンにあるダビデの幕屋の中に置かれていました。この主の契約の箱を運ぶ時、ソロモンも恐れたかもしれません。過去、父ダビデが契約の箱を運び上る時、定めを守らなかったことで罰せられたことがあったからです。彼はイスラエルの部族のかしらたちと一族の長たちをすべて召集し、正しい手順で運び始めました。レビ人たちが箱と聖なる用具とを運び上りました。ソロモンは、神様の恵みと助けを求めるために、数えきれないほどたくさんの羊と牛をいけにえとしてささげました。いよいよ祭司たちは、契約の箱を定めの場所である至聖所のケルビムの翼の下に運び入れました。箱の中には、十戒の二枚の板のほかには何も入っていませんでした。箱が安置されると、歌うたいのレビ人たちが白亜麻布を身にまとい、楽器を手にしてラッパを吹き鳴らし主を賛美しほめたたえました。そのとき、主の宮は雲で満ちました。この雲は、主の臨在を表します。主なる神様が主の宮を受け取ってくださり、共におられることを表してくださいました。祭司たちは雲にさえぎられ、そこに立って仕えることができませんでした。それは主の栄光が神様の宮に満ちたからです。
 出エジプトの時、主の命じられたとおりモーセが天幕を作り、主の契約の箱を安置した時も、同じでした。雲が天幕をおおい、主の栄光が幕屋に満ち、モーセは天幕に入ることができませんでした(出エジプ40:34,35)。主が荒野でモーセとイスラエルとともにおられたように、ソロモンとイスラエルとも、共にしてくださいます。主の民は神様がともにおられるとき、神様中心の生き方をするとき、神様の民らしく生きることができます。今も神である主は私たちにいのちの御言葉を与え、聖霊によってともにしてくださいます。主の御言葉を私自身と私たちの集まりの中心にし、聖霊に導かれますように祈ります。


適用:私たちの心の中心には、何がありますか

一言:主の御言葉


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