聖書別日ごとの糧   >>   歴代誌Ⅱ[2019]

2019年 07月 19日 (金)

歴代誌第二 11:1-23 (4)
主の言葉に聞き従い、引き返した

 国が半分になしまったのを見て、レハブアムは怒り、イスラエルを自分のもとに取り戻そうとえり抜きの戦士を召集しました。このようにして崩れた自分の権威と自尊心を回復させようとしました。しかし、神の人シェマヤが、レハブアムと民たちに対し、兄弟と戦わずに、おのおの自分の家に帰るように、という方向を与えました。レハブアムが取った方向が、神様からの方向ではないと言いました。するとレハブアムは抜いた刀を、再び鞘に戻しました。そして、彼は北イスラエル地域に対して欲を出すことなく、自分の管轄下にある町を強固にしていきました。町を建設し、指揮官を立て、糧食と武器を備え、国を非常に強くしました。この時、北イスラエルの祭司たち、レビ人たちが南ユダに移住してきました。これは、北イスラエルのヤロブアムとその子らが、主の祭司としての彼らの職を解き、勝手に自分達で新しい祭司たちを立て、偶像崇拝をしたからです。神様の御言葉に基づいて敬意を払うべき祭司とレビ人を、むしろ冷遇したのです。それで、神様を嘘偽りない心で求めていた者たちは、北イスラエルから脱出し、南ユダに移って、南ユダとレハブアムを助けて国を堅固にしました。
 崩れた自尊心を回復させるために、血肉の戦いをし、後からそれが過ちだったと分かっても、自分の誇りと体面にこだわり続けてしまうことがあります。しかし、レハブアムは、自分のしようとすることに神様の御旨がないことを悟った時、すぐに退きました。そして、自分に与えられているものに感謝しながら、自分に出来ることを精一杯しました。そうした時、神様の恵みが臨みました。自尊心と欲のために引かない人よりも、神様の御旨であれば、すぐに従って退く人が、真の戦士です。
適用する:血と肉の戦いをしようとしますか


一言:あなたがたは上って行ってはならない


<<(1)    前のページ(9)    10    次のページ(11)    (35)>>

聖書別日ごとの糧