聖書別日ごとの糧   >>   ミカ書[2020]

2020年 02月 19日 (水)

ミカ書/6:1-16(8)
主があなたに求めておられるのは

 「私は何をもって主の前に進み行き、いと高き神の前にひれ伏そうか。」(6)誰かの所を訪ねる時は、その人が何を好み、どうすれば喜ばれるかを考えます。心を込めて贈り物を用意します。神様は何を好まれるのでしょうか。人は、全焼のいけにえとして一歳の子牛をもって進み行けば喜ばれるだろうと思いました。幾千の雄羊、幾万の油を喜ばれるだろうと思いました。犯したそむきの罪のために長子をささげたら喜ばれるだろうと思いました。たましいの罪のために生まれた子をささげれば喜ばれるだろうと思いました。人々は神様のことをよく分かっておらず、とんだ思い違いをしていました。神様が何を本当に望んでおられるのかが、分かっていませんでした。神様は、イスラエルを奴隷の家から買い戻してエジプトの地から上らせ、荒野で導かれたことを通して、ご自分が何を求めておられるかを知らせてくださいました(1-5)。ところが、彼らはささげ物やいけにえをもって神様を喜ばせようとしました。残念ながら、神様は熱心な宗教的行為を喜ばれません。ただ公義を行ない、誠実を愛し、へりくだって神様と共に歩むことを求めておられます。言い換えれば、神様の御言葉によって生きることを願っておられるのです。へりくだって神様と共に歩む人生、即ち神様の約束の御言葉を信じ、従うことが、神様に喜ばれる最高の贈り物です。神様は彼らの悪について指摘されます。不正の財宝と枡目不足の枡を持っていて、不正なはかりを使って、暴虐に満ちると神様は彼らを打って痛めます。荒れ果てさせ、食べても満ち足りず飢え、あざけられるようにします(9-16)。
 神様はささげ物や犠牲を喜ばれるだろうと思い違いをしてはいけません。才能や能力を持っている人、大きな業績を残している人を喜ばれると誤解してはいけません。神様が人に求めておられるのは、御言葉を忠実に守り行うために頑張ること、つまり、へりくだって神様と共に歩むことです。私たちが何よりも神様を愛し、神様を喜ぶことを、神様も喜んでくださいます。


適用:何をもって主の前に進み行きますか

一言:いけにえより真心


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