聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2002]

2002年 12月 02日 (月)

ヨハネノ黙示録2:1-11
死に至るまで忠実でありなさい

Ⅰ.初めの行ないをしなさい(1-7)
 主はエペソ教会の主のための労苦と忍耐を知っておられました。悪い者たちをがまんすることができず、偽りの使徒を退けたことと、主のために全ての苦難を耐え忍んだことを、みな知っておられました。
 しかし一つだけ非難すべきことがあります。彼らは初めの愛から離れてしまいました(4)。恐らくその時代の偽りの使徒たちや偽りの思想と戦うために、理論的で知識的な面に力をいれたあまり、主に対する愛が冷めてしまったようです。主は彼らに言われました。「それで、あなたは、どこから落ちたかを思い出し、悔い改めて、初めの行ないをしなさい。」(5a)
Ⅱ.死に至るまで忠実でありなさい(8-11)
 主はスミルナ教会の苦しみと貧しさを知っておられます。しかし霊的には彼らこそ最も富んでいる者だと賞賛されました。ユダヤ人たちはひどくののしりましたが、これからさらにひどい苦難を受けるようになるのです(10)。ところが主は彼らに「あなたが受けようとしている苦しみを恐れてはいけない」「死に至るまで忠実でありなさい。そうすれば、わたしはあなたにいのちの冠を与えよう。」と言われました。「忠実」とは主に対する信仰と愛を変えずに守ることです。また失望せずに、主から任された使命を絶対的な姿勢で担うことなのです。私たちには恐れがありののしりがあるからと言って、妥協したり失望してはいけないのです。必ず勝利を得る者にならなければならないのです(7,11)。

祈り:主よ!私が長い信仰生活によって主に対する最初の愛を忘れてしまっていたことを知り悔い改めます。私が今から主に死ぬまで忠実に行いたいと思います。

一言:最初の愛



2002年 12月 03日 (火)

ヨハネノ黙示録2:12-29
悔い改めなさい

Ⅰ.悔い改めなさい。もしそうしないなら(12-17)
 ベルガモ教会は霊的な環境が悪い所にありました。そこにはサタンの王座があり偶像崇拝者たちは信者たちを迫害しました。忠実な証人アンテパスを偶像の神殿で殺しました。主はこのような苦難の中でも信仰を守ったベルガモ教会を賞賛されました(13)。
 ところがバラムの教えに傾いたバラクのようなニコライ派の教えに誘惑され偶像を崇拝し、不品行を行なっている人々がいました(14,15)。主は彼らを厳しく非難されました。「だから、悔い改めなさい。もしそうしないなら、わたしは、すぐにあなたのところに行き、わたしの口の剣をもって彼らと戦おう。」(16)。
Ⅱ.イゼベルという女をなすがままにさせている(18-29)
 テアテラ教会は行いと愛と信仰と奉仕と忍耐によって成長する教会でした(19)。しかし偶像崇拝と不品行が浸透していました(20)。これは預言者だと自称しているイゼベルをなすがままにさせていたからです。彼女は主の警告を聞いても悔い改めませんでした(21)。それで主はもう一度厳しい警告をされました(22,23)。
 主は決して罪を覆ってはくださいません。それで罪を悔い改め罪の赦しの恵みを受けなければならないのです。信仰によって全てのサタンの王座を退けて勝たなければならないのです。勝利を得る者には諸国の民を支配する権威をくださいます(26,27)。

祈り:主よ!私がしばらく世の偽りの思想に傾いて不品行と群像崇拝をしていた罪を心から悔い改めます。私の全ての罪を赦してください。

一言:悔い改めれば罪に勝つ


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