聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2008]

2008年 03月 04日 (火)

創世記47:1-26
忠実な管理人ヨセフ

 ヨセフは家族をゴシェンの地に住まわせた後、兄弟の中から五人を選んで、パロに引き合わせました。ヨセフは兄弟たちに、「パロに会えば、ゴシェンの地に住むことができるように、頼みなさい。」と言いました。パロは兄弟たちの望み通りにしました。またヨセフは父ヤコブもパロに紹介して、ヤコブは神様のしもべの姿勢でパロを祝福しました。ヨセフはパロの命令どおりにヤコブの家族をゴシェンの地に住まわせました。そして父や兄弟たちや父の全家族に食物を与え、ききんの中でも何の心配もなく、生活できるように仕えました。
 ききんが非常に激しかったので、全地はみな衰え果てました。その時ヨセフは穀物を売って、エジプトとカナンにある銀をみな集め、パロの家に納めました。銀がなくなると、家畜や土地、人までも買い取ってパロに納めました。その後には土地法を作り、民たちに種を与え、収穫の五分の一を税金として納めるように、しました。ヨセフは民たちから全てを集めましたが、彼らのくびきを重くしたのではありません。むしろ飢饉の中の民たちに穀物と種を与えることで、民たちが感謝と志願する心で、パロに従うようにしました(25)。このようにヨセフの知恵によって、民たちはききんから救いを得て、国の基礎はさらに堅く立つようになりました。今日の私たちも、こうしたヨセフの管理人としての姿勢をよく学び、どんなことが任されても忠実に行なうように励むべきです。

祈り:主よ!私がいつも適当に働くのではなく、任されたすべてのことに忠実であるように、助けてください。

一言:任されたことに忠実な人



2008年 03月 05日 (水)

創世記47:27-48:22
ヤコブの羊飼い神様

 ヤコブがエジプトの地で十七年を過ごし、今ヤコブは百四十七歳になって、死ぬ時が近づいて来ました。彼はヨセフを呼んで、「自分をエジプトの地に葬らずに、先祖たちが葬られた約束の地に葬ること」を誓わせました。ヤコブは自分は死ぬが、神様が約束どおりに、彼の子孫をカナンの地に導いてくださることを確信しました。ヤコブの人生を見ると、苦難の連続だったカナンとは違い、エジプトに下ってからは富と栄華を極めました。しかし彼はこの地がしばらく過ごす地に過ぎないことを忘れませんでした。そして彼の望みはただ神様の約束の地に置きました。私たちは、その地がいくら豊かで住みやすい地であっても、そこはしばらくとどまる所に過ぎないことを、忘れてはいけません。それで私たちの望みを、新しい天と新しい地に置いて、聖なる旅人として生きなければなりません。
 ヤコブは死ぬ前に、ヨセフの二人の子マナセとエフライムを自分の子として、彼らを祝福しました。ヤコブは自分の十二人のうち、誰よりもヨセフを愛し、ヨセフの二人の子どもを自分の子どもとすることで、ヨセフを他の子どもより二倍に祝福することを願いました。その時、彼は自分の神様を覚えました。今まで自分の羊飼いとなり、自分を導き、守り、訓練された神様を覚えました。この神様にエフライムとマナセの羊飼いになってくださるようにと祈りました。ヤコブの神様は、その人生を導かれる羊飼いです。

祈り:主よ!私が試練の多い人生で、神様が私の羊飼いであることを信じ、生きるように助けてください。

一言:私の羊飼い神様


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