聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 08月 01日 (水)

創世記9:1-7
ノアに警告される神様

Ⅰ.ノアを祝福された神様(1-3)
 神様は、ノアとその息子たちを祝福してくださいました。これは、「生めよ。ふえよ。地に満ちよ。」でした。また、全ての生き物を支配し、治めるようにされました。そのために、全ての獣に、人に対する恐れを植えつけました。また、生きている動物を食べることができるように、許可されました。さばきは神様の本心ではありません。神様は、何とかして人間を祝福しようとされる方です。
Ⅱ.いのちを尊く思う神様(4-7)
 神様は、ノアを祝福しながらも、二つの警告をされました。一つ目は、獣の肉を食べる際、そのいのちである血のあるままで食べてはいけません。二つ目は、人の血を流してはいけません。血を流すなら、神様は必ず、「血の値を要求する」と警告されました。肉のいのちは血にあります(レビ17:11)。神様は、いのちを尊く思われます。特に、人のいのちを尊く思われます。なぜなら神様は、ご自分のかたちに似せて、人を造られたからです。今日では、人のいのちの尊厳は地に落ちています。人権を蹂躙し、むやみに人を害し、殺します。これは、人が神様の形に似せて造られたことを知らないために、引き起こした悲劇です。クリスチャンは何よりも、人のいのちを尊く思い、他の人を害してはいけません。

祈り:主よ!命の尊厳が地に落ちている時代に、お金や名誉や他のどんなものよりも、人を尊く思う価値観を持つように助けてください。

一言:一人の人間のいのちは、天地にも勝る



2012年 08月 02日 (木)

創世記9:8-10:32
永遠の契約を立てられた神様

Ⅰ.契約のしるし、虹(9:8-17)
 神様は、もはや洪水でさばかない、と約束されました。そしてそのしるしを立てられました。13節をご覧ください。「わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それはわたしと地との間の契約のしるしとなる。」神様は、この契約を、永遠の契約とされました。ノアは雨が降った後、きれいに輝く虹を見るたびに、洪水のさばきに対する恐れが消え、神様の大いなる愛を覚えたことでしょう。神様は、後に、イエス・キリストの血によって、永遠の契約を結ばれました(マコ14:24)。誰でも、この契約を信じる者はさばきから逃れ、永遠のいのちを得るようになります(ヨハ3:16)。それでクリスチャンは世の終わりと最後のさばきの日を恐れません。その代わりに、十字架につけられたイエス・キリストを仰ぎ見るたびに、神様の大いなる愛を覚えます。
Ⅱ.酒に酔ったノアとその子孫たち(9:18-10:32)
 ノアは試練の日に、一人で信仰の中心を守り、その時代に完全な者として生きました。しかし救いの恵みを受けた後、酒に良い、醜態をさらしたことで、大きな影響を与えました。酒は人を役に立たない者にします(箴23:31,32)。ハムは父親の裸を見て、父親の恥を兄弟たちに暴露しました。それによって呪いを受け、兄弟たちの奴隷になりました。他人の羞恥を暴露して楽しむのではなく、担わなければなりません。

祈り:主よ!契約のしるしとしてイエス様の十字架を立ててくださり感謝します。私が十字架を仰ぎ見て、敬虔な生活をします。

一言:永遠の契約


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