聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 08月 04日 (土)

創世記12:1-9
アブラムを召された神様

Ⅰ.アブラムを召された神様(1-3)
 神様はアブラハムに、「あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。」と命じられました。それに加えて、神様は祝福を約束されました。その祝福は、第一に、「大いなる国民」とすることであり、第二に、「あなたの名を大いなるもの」とすることであり、第三に、「あなたの名は祝福となる」ことでした。神様は、望みのない生活をしていたアブラムを祝福し、祝福のみなもととされ、全ての民を救おうとされます。ここで、神様の召されには、両面性があることが分かります。すなわち、神様はその召された人を祝福し、更に進んで、その人を、人類を救う御業に用いようとされます。近頃では、神様を信じて自分の祝福だけを受けようとする利己的なクリスチャンたちが多くいます。しかし神様は、私たちが祝福されるだけではなく、祝福のみなもとになることを願われます。私たちが、生まれ故郷、父の家を出ようとすると、多くの痛みが伴います。しかし神様の召されに従う時、祝福のみなもとになることができます。
Ⅱ.御言葉に従ったアブラム(4-9)
 アブラムは神様の御言葉に従いました(4)。アブラムは神様に召された時、どこに行くのか、分かりませんでした(ヘブ11:8)。当惑し、不安でした。しかし彼を祝福され、祝福のみなもとにしてくださる神様の約束を信じて、従いました。

祈り:主よ!望みのない人生を生きて来た私を召され、祝福のみなもととして立て、世の人々を救おうとしてくださり、感謝します。私が約束の御言葉をかたくつかみ、従います。

一言:召されの望み



2012年 08月 05日 (日)

創世記12:10-13:18
財産の訓練を受けるアブラム

Ⅰ.エジプトに下って行ったアブラム(12:10-13:4)
 アブラムは、神様の御言葉に従って約束の地に住みましたが、この地には激しいききんがありました。それでアブラムはエジプトに下って行きました。ところが、そこで彼は、美しい妻によって恐れに陥りました。それで自分の妻を妹だと偽りました。その結果、パロに妻を奪われるようになりました。しかし神様はパロに災いをくだされ、サライを救ってくださいました。パロを通して、多くの財産をくださいました。神様は、約束通りに、アブラムを助けてくださいました。それでアブラムは不信仰を深く悔い改め、最初に祭壇を築いた所に戻って行き、祭壇を築いて新しく出発しました(7)。
Ⅱ.土地を譲ったアブラム(13:5-18)
 エジプトでの出来事を通して、神様の助けを体験したアブラムは変わりました。神様の祝福によって、アブラムとロトの所有が豊かになると、二人の家畜の牧者たちの間に争いが起こりましたが、その時、アブラムはロトに良い地を譲りました。アブラムがこのようにできたのは、財産よりも身内を愛し、神様の約束と祝福を信じたからです(14-17)。自分の有益だけ求める人は、絶えず他人を傷つけ、神様をののしります。結局、その人は全ての物を失うようになります。しかし神様の祝福を信じ、信仰によって譲る者は、神様の祝福を受け、約束の地を相続するようになります。

祈り:主よ!財産のために人と争うことより、主の約束と祝福を信じて、譲る生活をします。

一言:祝福のみなもとは一つ


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