聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 08月 06日 (月)

創世記14:1-24
アブラムに勝利をお与えになった神様

Ⅰ.ロトを救ったアブラム(1-16)
 ロトが住んでいたソドムの町が周辺の強大国との戦争に負けると、ロトも捕らえられてしまいました。ロトはソドムでしばらくの間、都市文化の生活を楽しんでいましたが、全ての所有物が奪われ、戦争の捕虜になりました。この知らせを聞いたアブラムは、すぐに三百十八人の兵士たちを集め、夜間に奇襲攻撃をかけて敵を破り、ロトを救い出しました。考えて見ると、ロトは、アブラムが地を譲った時、生活に適した地を選んで住み着いた、けしからん存在でした。しかしアブラムは最後までロトを愛しました。たとえ強い敵がいても、ロトを救い出そうとする一心で、彼らに立ち向かいました。神様はこのようなアブラムに、敵をその手に渡され、勝利をお与えになりました。牧者の心情が偉大な勝利を産み出します。
Ⅱ.ソドム王の好意を拒んだアブラム(17-24)
 アブラムが勝利の凱旋歌を歌って帰って来た時、メルキデゼクとソドムの王が彼を迎えました。メルキデゼクはアブラムを祝福し、勝利を下った神様を賛美しました。アブラムはこのような彼に十分の一を与えました。アブラムは、自分に勝利を下さった方が神様であることを、受け入れました。しかしアブラムはソドム王が差し出す戦利品は辞退しました。彼は戦争の代価や人が与える物を得ようとはしませんでした。彼は、全てのものを神様が下さることを信じ、ただ神様が下さったものだけを受け取ろうとしました。

祈り:主よ!勝利と祝福は神様がくださいます。私が人の祝福に頼ることよりも、神様を信じる信仰を持つように助けてください。

一言:勝利と祝福をくださる神様


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