聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 08月 09日 (木)

創世記17:1-27
あなたは多くの国民の父となる

Ⅰ.名前を変えてくださった神様(1-8,15-22)
 アブラムは、ハガルからイシュマエルが生まれてから十三年の間、神様の約束を忘れ、自分勝手な生活をしていました。十三年間、耐え忍ばれた神様は、ついにアブラムに訪ねて来られ、彼の不信仰をお咎めになりました。そして、彼が多くの国民の父になることを願われ、その名前をアブラハムに変えてくださいました。「アブラム」とは「高尚な父」という意味であり、「アブラハム」は「多くの国民の父」という意味です。神様は、アブラムが「高尚な父」としての小市民的な生活を清算し、「多くの国民の父」として人類を救う御業に用いられる生活をするように、助けられました。また、サライの名前も、サラ、すなわち「多くの国民の母」に直してくださいました。神様は、アブラムが一つの家庭の着実な父親になることより、遠い後代を仰ぎ見て、全人類を抱き仕える、歴史的で世界的な人に育てようとされました。神様は私たちが小市民的な人になることを願われません。世界を抱き、多くの国民に仕える牧者であり、祭司になることを願われます。
Ⅱ.割礼を受けるように命じられた神様(9-14,23-27)
 神様はアブラハムに、割礼を受けるように、求められました。割礼は神様との契約のしるしです。神様の契約を肉に刻むことです。神様は、肉に契約を刻まれることによって、神様の大いなる望みをとこしえまでに覚えるように、してくださいました。アブラハムはその日のうちに従って、割礼を行ないました(23)。

祈り:私が小市民的な生活を思い描いていた罪を悔い改めます。私の内なる人を変えて、多くの国民の父にしてください。

一言:多くの国民の父


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