聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 08月 10日 (金)

創世記18:1-15
子牛をもてなしたアブラハム

Ⅰ.御使いをもてなしたアブラハム(1-8)
 神様は二人の御使いと共に旅人の姿でアブラハムのところに訪ねて来られました。アブラハムは自分の天幕に訪ねて来たお客さんを迎え、丁重に受け入れました。そしてよく肥えた子牛をほふり、豊かにもてなしました。何とかしてお客さんを喜ばせようと、心を尽くして仕えました。ところが知らないうちに受け入れた彼らこそ、神様と御使いたちでした。アブラハムは日ごろ、よくお客さんをもてなしていましたが、神様をもてなすようになりました。アブラハムは今、自分の家の前を通り過ぎる客までもお迎えして、心を尽くして仕える人になりました。客をもてなすことを見ると、その人の内面がどうなのか、を知ることができます。けちな人はお金が多くあっても、心がけちで、喜びと余裕がありません。しかし人を愛して仕えることを好む人は、貧しい中でもその心は潤っています。神様はそのような人を祝福され、人に仕えるものをいつも供給してくださいます(Ⅱコリ9:8)。
Ⅱ.主に不可能なことがあろうか(9-15)
 豊かなもてなしを受けた神様の御使いたちは、神様の約束の期間になると、サラに子どもができると予告しました。この言葉を、天幕の入口で聞いていたサラは自分の状況を考え、心の中で笑いました。しかし神様はサラの不信仰を咎め、信仰を植えられました(13,14)。

祈り:主よ!私が今まで惜しむ心で生きて来た罪を悔い改めます。今から熱心にお客さんをもてなし、信仰によって生きます。

一言:知らないうちに御使いをもてなす人々



2012年 08月 11日 (土)

創世記18:16-33
アブラハムの友である神様

Ⅰ.隠すことなく話される神様(16-21)
 神様は、アブラハムに置かれた御旨と望みを、話されました。神様は、アブラハムを通して強い国を造られ、彼の子孫たちに神様の正義と公正を教え、守らせようとされました(19)。そして神様は、アブラハムと彼の国を通して、全世界を救おうとされました。それだけではなく、神様は、正義と公正を捨てたソドムとゴモラとさばくことを、話されました。友だちには全ての秘密をみな打ち明けるものです。神様はアブラハムを友だちとされ、ご自分がしようとされることを、みな話してくださいました。神様がしようとされることを知ることは、信じる者たちに与えられた最大の特権です。イエス様は弟子たちを、しもべとは言わずに、友と言われました(ヨハ15:14)。私たちはみな神様の同労者です。御霊によって、神様の深い御旨を知るようになったからです(Ⅱコリ2:10)。
Ⅱ.とりなしの祈りをするアブラハム(22-32)
 ソドムとゴモラをさばかれる知らせを聞いたアブラハムの心は重いものでした。ソドムとゴモラの罪をよく知っていて、また、そこにはいとこのロトがいたからです。それでアブラハムは、神様がさばこうとされる望みのない民を抱いて、とりなしの祈りをささげました。正しい人がわずか十人だけでも、ソドムとゴモラを救うという神様の約束を取り付けるまで、切なる思いで、あきらめずに祈り続けました。

祈り:主よ!罪深いこの時代に、私を選ばれ友としてくださり、感謝します。私が、主がしようとされることに関心を抱いて、祈ります。

一言:神様の友だち


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