聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 08月 14日 (火)

創世記21:1-21
約束を成就された神様

Ⅰ.約束を成就された神様(1-7)
 神様が子どもをくださると約束されてから二十五年の歳月が流れました。神様はその約束されたとおりに、サラを顧みられ、神様が言われたその時期に、ついに年老いたアブラハムに子どもが生まれました。著者は、「主は、約束されたとおり」、「神が言われたその時期に」その約束が成就されたことを強調しています。その時、アブラハムとサラの喜びはどうだったのでしょうか。「聞く者はみな、私に向かって笑うでしょう。」(6)。神様は、この老夫婦を思う存分笑わせました。アブラハムは去る二十五年もの間、天路歴程のような信仰の道を歩みました。このような家庭を通して、彼の信仰は純金のように鍛錬されました。そして今は、約束の息子イサクが生まれ、喜びが満ち溢れるようになりました。彼は結局信仰を得るようになったばかりではなく、信仰の実であり、勝利と喜びの実であるイサクを得るようになりました。
Ⅱ.イシュマエルを追い出すように、命じられた神様(8-21)
 サラは、イシュマエルがイサクをからかっているのを見て、「すぐに追い出すように」と言いました。アブラハムは非常に悩みましたが、神様も「サラの言う通りに聞き入れなさい。」と命じられました。アブラハムは人間の情を断ち切って、朝早く、ハガルとイシュマエルを追い出しました。その時、神様は彼らを繊細に顧みられ、アブラハムの信仰は純粋になりました(13-21)。

祈り:主よ!信仰によって生きる者を、時になると祝福してくださり、感謝します。私が神様の時を待ち、最後まで信仰によって生きるように助けてください。

一言:真実な神様



2012年 08月 15日 (水)

創世記21:22-34
永遠の神様

Ⅰ.和親を求めて来たアビメレク(22-32)
 そのころ、アビメレクとその将軍ピコルが、アブラハムと和親条約を結ぶために訪ねて来ました。その理由は、アブラハムが何をしても、神様が共におられることを見たからでした(22)。アブラハムはその時、アビメレクのしもべたちが自分の井戸を奪い取ったことで抗議し、井戸の所有権を確かなものにした後で、不可侵条約を結びました。アブラハムは今、世の権力者たちに対しても、彼らからまず和親を求めるほどの影響力を持つようになりました。
Ⅱ.永遠の神様(33,34)
 アブラハムがアビメレクと和親条約をむすんだ後、ベエル・シェバに一本の柳の木を植えました。そしてそこで、永遠の神、主の御名によって祈りました。「永遠の神、主」はアブラハムの体験した信仰告白です。アブラハムは、イサクが生まれた出来事と、アビメレクと和解するようになった出来事を通して、神様が御業の中におられ、その選ばれた者と共におられる方であることを、人格的に深く体験するようになりました。彼は多くの出来事に対してそのまま見過ごさずに、その中におられる神様に出会い、記念としました。アブラハムの信仰は今、永遠の神様にまで、至るようになりました。

祈り:主よ!主は永遠に生きておられ、その選ばれた者と共におられる神様であることに感謝します。私が、永遠の神様の中に信仰の根を深く下ろすことができるように、祈ります。

一言:永遠の神


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