聖書別日ごとの糧 >> 創世記[2012]
2012年 08月 17日 (金)
創世記23:1-20
マクペラのほら穴を買ったアブラハム
マクペラのほら穴を買ったアブラハム
Ⅰ.代価を払って埋葬地を買ったアブラハム
アブラハムの同労者サラが享年百二十七歳で、カナンの地ヘブロンで死にました。その時までも、自分の所有する土地がなかったアブラハムはマクペラのほら穴を飼って、自分の所有する墓地として、サラを埋葬しようとしました。ところがヘテ人たちは、日ごろアブラハムを尊敬していて、埋葬地をそのまま与えようとしました。しかしアブラハムは、ただでそれを得ようとはしませんでした。エフロンに銀四百シェケルを払って、それを買いました。アブラハムは尊敬される位置にいたからといって、ただで何かを得ようとしたり、何か好意を得ることを好みませんでした。
Ⅱ.マクペラのほら穴を自分の私有する墓地に定めたアブラハム
アブラハムがあえて代価を払って墓地を買ったのは、それをはっきりと自分の私有地として定めるためでした。マクペラのほら穴がある地は、アブラハムがカナンで最初に所有するようになった私有地でした。それは、「カナン全土を与える」と言う神様の約束に比べれば、取るに足りない地でした。しかしそこに、アブラハムとイサクとヤコブが埋葬され、ヨセフも「そこに葬ってください」と遺言を残しました。すなわちマクペラのほら穴は、イスラエルの永遠の故郷になり、後にはカナン全土を得る基礎になります。
祈り:主よ!私が今、福音の中で得た地と御業がたとえ小さなものであっても、遠い後代に、世界を福音化する基礎になることを信じます。
一言:マクペラのほら穴
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