聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 08月 23日 (木)

創世記25:1-26
祈願するイサク

Ⅰ.祈願したイサク(1-21)
 アブラハムは百七十五歳で自分の民に加えられました。それで、神様はその息子イサクを祝福され、神様の御業を継承するようにされました。イサクは四十歳でリベカと結婚しました。しかしリベカは姑に似たのか、子どもを産むことができませんでした。しかしイサクは妻をいじめたり、妾をもらったりしませんでした。彼は神様に祈願しました。彼は子どもが生まれるまで神様に祈願しました。また、二十年間も祈願しました(26)。神様は彼の祈りに答えられ、リベカはみごもりました。それも双子をみごもりました。
Ⅱ.神様のみこころを求めたリベカ(22-26)
 神様の恵みによって、リベカは身ごもり、双子を得るようになりました。ところが子どもたちが彼女の腹の中でぶつかり合うようになりました。なぜ子どもたちがそのようにぶつかり合うのか、リベカは神様に祈りました。神様はリベカの祈りに答えてくださいましたが、二つの国民が胎内から分かれ出て、兄が弟に仕える、と言われました。リベカもまた、いつも神様のみこころを求める祈りの人でした。イサクとリベカの家庭は祈る家庭でした。彼らは二十年間も祈り続け、神様は彼らの祈りに答えてくださいました。このように祈る家庭で、信仰の子どもたちが成長するようになります。

祈り:主よ!私が祈り続ける人になることを願います。また、私たちの家庭が祈りの家庭になるように助けてください。

一言:祈りの家庭



2012年 08月 24日 (金)

創世記25:27-34
エサウとヤコブ

Ⅰ.長子の権利を軽んじたエサウ
 エサウは体が赤く、毛深い人でした。彼は巧みな猟師、野の人になりました。彼は野性味があり、男らしく、格好いい人でした。しかし彼には内面性がなく、霊的な分別力がありませんでした。ある日、猟からひどく飢え疲れて帰って来ました。煮物を煮ている弟ヤコブに、「そこの赤い物を食べさせてくれ」と頼みました。しかしヤコブは、赤い物を与える代わりに、「あなたの長子の権利を私に売りなさい」と条件を提示しました。その時、エサウは空腹に勝てずに言いました。「見てくれ。死にそうなのだ。長子の権利など、今の私に何になろう。」(32)。彼は神様がくださった長子の権利を、一杯の煮ものよりも価値がないと軽んじました(ヘブ12:16)。神様はそのような人を、ご自分の救いの御業に用いることができませんでした。
Ⅱ.長子の権利を買ったヤコブ
 ヤコブは体に毛がなく、すべすべしていました(27:16)。彼は穏やかな人で、主に母リベカと共に天幕に住んでいました。彼が煮物を煮ているのを見ると、台所仕事をよく手伝っていたことが分かります。しかし彼は目に見える実利よりも権利を重んじ、今すぐに必要な物より、将来何が必要なのかを良く知っていた人でした。彼は長子の権利を貴く思い、それを得る機会が来た時、その機会を逃しませんでした。神様はこのようなヤコブを選ばれ、救いに御業に尊く用いられました。

祈り:主よ!私がクリスチャンの権利、神様のしもべの権利を、世俗的な有益よりも、貴く思えるように、祈ります。

一言:実利よりも権利


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