聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 08月 25日 (土)

創世記26:1-15
ゲラルに住んだイサク

Ⅰ.わたしがあなたに示す地に住みなさい(1-5)
 アブラハムの時代に続いて、二度目のききんがありました。それでイサクはゲラルに行ってから、エジプトに下ろうとしました。その時、神様は彼に現れて言われました。「エジプトへは下るな。わたしがあなたに示す地に住みなさい。」(2)。神様は、イサクがエジプトに頼ることより、生きておられる神様に頼ることを願われました。もしイサクが神様の御言葉に聞き従ってその地に滞在するなら、イサクを祝福され、アブラハムに誓った誓いを果たす、と約束されました。また、彼の子孫を空の星のように増し加え、地上の全ての国々が彼の子孫によって祝福される、と言われました(4)。
Ⅱ.イサクを百倍も祝福された神様(6-15)
 イサクがカナンの地ゲラルに滞在していましたが、イサクはリベカを「私の妹だ」と偽りました。それはリベカが美しく、リベカを奪うためにイサクが殺されてしまうのではないか、という恐れからでした。しかし神様は、ご自分の御言葉に聞き従ってゲラルに滞在したイサクを喜ばれ、ペリシテの王アビメレクを通して、彼を危険から救ってくださいました。また、神様はその地を耕しているイサクを祝福され、百倍の収穫があるようにされました。イサクは神様の祝福によって、富み、ますます栄えて、非常に裕福になりました(13)。神様が祝福されると、ききんの中にあっても豊作となり、不況の中でも好景気になります。祝福の秘訣は神様の御言葉に従うことです。

祈り:主よ!従順が祝福の秘訣であることを学ばせてくださり、感謝します。私がどんな状況であっても、神様に従うように助けてください。

一言:従順が祝福の秘訣



2012年 08月 26日 (日)

創世記26:16-33
井戸を譲ったイサク

Ⅰ.井戸を譲ったイサク(16-22)
 イサクがペリシテ人の地で金持ちになると、そこの人々が彼を妬みました。彼らは、アブラハムの時にそのしもべたちが掘った全ての井戸をふさいで、土で埋めました。また、ペリシテ人の王アビメレクは強くなったイサクを恐れるあまり、「そこから出て行ってくれ」と言いました。しかしイサクは何一つ不満を持たずに、ゲラルの谷間に移り、そこで井戸を掘りました。するとゲラルの羊飼いたちは、「この水はわれわれのものだ」と言って、イサクの羊飼いたちと争いました。イサクは今度も譲って、また井戸を掘りました。イサクは行く先々で争わずに、譲ってばかりいました。水が貴重な中東では、井戸は命と同じぐらいに貴い財産でした。それでも続けて譲ってばかりいるイサクを見ると、少しとろい人のようにも思えます。しかし彼は神様の祝福を信じたため、自分の感情を克服することができました。
Ⅱ.イサクを慰めてくださった神様(23-33)
 イサクがゲラルからベエル・シェバに上って行きました。おそらくペリシテ人の続く威嚇からイサクの心に恐れが生じたようです。ところが神様はイサクに現れて彼を慰めてくださり、もう一度祝福を約束してくださいました(24)。また、神様がイサクと共におられることを見たペリシテ人たちは彼を訪ねて来て、和親を求めました。信仰によって譲ってばかりいたイサクが勝利しました。

祈り:主よ!生きておられる神様を信じる信仰がある時、譲ることができることを学びました。私に譲歩する内面をください。

一言:信じる人は譲歩する


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