聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 08月 28日 (火)

創世記28:1-22
ヤコブに幻を見せてくださった神様

Ⅰ.ヤコブにビジョンを下さった神様(1-15)
 ヤコブは父イサクから祝福されましたが、エサウの怒りから家を出て行かなければならない身の上となりました。ヤコブはイサクから、「バダン・アラムに行って結婚するように」と命じられ、名残惜しい気持ちで家から出て行きました。夜になると、その所の石を取り、それを枕にして、その場所で横になりました。ヤコブは愛する両親から離れた悲しみと寂しさ、兄エサウが追って来るのではないのかという恐れ、将来に対する不安でいっぱいだったに違いありません。ところが神様は、夢を通してヤコブに現れ、天のはしごの幻を見せてくださいました(12)。神様は、この幻を通して、神様の世界、霊的な世界があることを知らせてくださいました。また神様は、アブラハムとイサクにくださった祝福の御言葉をくださいました。そして、彼がどこに行っても、彼を守り、彼と共におられると約束してくださいました。アブラハムとイサクを通して働かれた神様が今、ヤコブを育て、信仰の先祖に立てようとされました。
Ⅱ.誓願を立てるヤコブ(16-22)
 眠りからさめたヤコブは神様がおられることを認め、恐れました。彼はそこで、彼が枕にしていた石を祭壇にして、誓願を立て、その場所を「ベテル」とつけました。その誓願は自己中心的なものでした。しかし彼は、その誓願を通して、神様を体験しようとし、その神様を自分の神様として受け入れようとしました。また、その誓願は、神様が彼を導かれる契機となりました。

祈り:主よ!私に神様を知らせてくださり感謝します。私が誓願を立てることで、神様に導かれる者になるように、してください。

一言:ベテルの神様


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