聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 08月 31日 (金)

創世記31:1-55
あなたの先祖の国に帰りなさい

Ⅰ.あなたの生まれた地に帰りなさい(1-3)
 ヤコブが金持ちになると、ヤコブに対するラバンの態度が変わりました。ヤコブは不安にならずにはいられませんでした。その時、神様が現れて、「あなたが生まれた、あなたの先祖の国に帰りなさい。」と指示されました。神様は、ヤコブが求めていたものを全て得たからといって、そこに安住することを願われませんでした。約束の地、相続の地に帰り、神様が彼に置かれた御旨を成し遂げることを願われました。この御言葉に従うことは容易なことではありません。まずラバンがすぐには遣わさないことを覚悟しなければなりません。また、過去自分を殺そうと歯ぎしりした兄と対面しなければなりません。従順には困難が伴います。しかし、神様が私たちと共におられるという約束を知っている時、従うことができます(3)。
Ⅱ.ヤコブを保護された神様(4-55)
 ヤコブが逃げてから三日目に、ラバンはそれを知り、ヤコブを追い始めました。ヤコブが自分の財産を奪って逃げた、と思っていたようです。その時、神様はラバンの夢に現れて、「ヤコブを害してはならない。」と命じられました(24)。結局、ラバンは和親を結び、ヤコブを祝福して、去らせました。神様はヤコブに約束された通りに、ヤコブを守り、保護してくださいました(3,28:15)。人生には、予想がつかないほどの試練があります。しかし神様の御言葉に従えば、安全です。神様は、ご自分の御言葉に従う人と共におられ、必ずその人を守ってくださいます。

祈り:主よ!現実に安住することより、主の御旨に従って生きることを願います。苦難が予想されますが、信仰によって、御言葉に聞き従います。

一言:従う者と共におられる神様


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