2012年 09月 02日 (日)
ヤコブの名前を変えられた神様
Ⅰ.私を祝福してくださらなければ(13-26)
ヤコブは兄の気を鎮めようと、多くの送り物を準備しました。そして送り物として持って行く家畜の一群れずつをそれぞれのしもべたちの手に渡すなどをして、もしもの場合に備えて万全の態勢を整えました。それでも恐れは消えず、彼が得た全ての財産と二人の妻と子どもたちを行かせておいて、自分はヤボクを渡ることができませんでした。「ある人」と夜明けまで格闘していて、もものつがいがはずれた後、ヤコブは神様にすがりついて、哀願しました。「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」(26)。彼は、「人が望んでいる全ての物を得たとしても、神様の祝福がなければ、本当の幸福を所有することはできない」ことを、悟るようになりました。また、それは人の誠実さと執念で得られるものではなく、神様がお与えにならなければ得ることができないことを悟りました。
Ⅱ.ヤコブの名前を変えてくださった神様(27-32)
神様は、祝福を求めるヤコブに、彼の名前を尋ねられました。そして彼の名前をイスラエルに変えてくださいました。名前を変えてくださったことは、その人の人格と内面を変えてくださったという意味です。彼は顔と顔を合わせて神様を見たので、死ぬしかない罪人でしたが、神様が彼を赦してくださり、新しいいのちをくださったことを知るようになりました(30)。人の人生において、本当の祝福は、神様に出会って罪の赦しを受け、変えられて新しい人になることです。その時にこそ、本当の幸福を得ることができます。
祈り:主よ!主の祝福がない限り、私の心に平安がありません。私の罪を赦してください。私の名前も変えてください。
一言:名前を変えてくださる神様
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