聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 09月 05日 (水)

創世記37:1-17
夢見る少年ヨセフ

Ⅰ.夢見る少年ヨセフ(1-11)
 ヨセフはヤコブの十二人の息子のうち十一番目であり、ヤコブが愛していたラケルの最初の子どもです。それでヤコブはヨセフにはそでつきの長服を着せるなど、彼を他の子どもたちよりも愛しました。ところがヨセフは他の兄たちのあやまちを父親に知らせたりしました。兄たちはこのようなヨセフを憎みました。ある日、ヨセフは、兄たちの束が自分の束におじぎをする夢を見ました。また、太陽と月と十一の星が自分を伏し拝む夢を見ました。彼が腹違いの兄たちのいじめの中でも、心がねじ曲げられずに成長できたのも、また後に、神様の御業に尊く用いられたのも、彼に大きな夢があったからです。神様は、ご自分を恐れ敬う人々に、夢をくださいます。
Ⅱ.責任感の強いヨセフ(12-17)
 ヨセフが父親の使いで、兄たちを捜しにシェケムの地に行きました。しかし兄たちがすでにそこを離れていたため、会うことができませんでした。ヨセフは兄たちを捜すために、野をさまよっていました。ついに人々から聞いて、兄たちがいるドタンにまで行って、兄たちに出会いました。ヨセフは神様を恐れ敬う心があったので、任されたことに対する責任感と忠実な心がありました。

祈り:主よ!夢がなかった私にも夢をくださり感謝します。現実がいくら厳しくても、この夢をつかんで、生きるようにしてください。

一言:夢をくださる神様



2012年 09月 06日 (木)

創世記37:18-36
エジプトに売られたヨセフ

Ⅰ.ヨセフを殺そうとする兄たち(18-24)
 ヨセフの兄たちは、お使いで来たヨセフを見ると、彼を殺そうとしました。ルベンが止めたので、殺しはしませんでしたが、目障りなそでつきの長服をはぎ取り、深いほら穴に投げ込んでしまいました。兄たちがこのようなひどいことができたのは、ヨセフが話した夢物語によって、腹を立てたからです(20)。また、父親の特別な愛を受けるのに対する嫉妬と、彼らのあやまちを父親に告げることに対する憎しみからでした。兄弟を憎む者は殺人を犯すのです(Ⅰヨハ3:15)。私たちが兄弟に対する憎しみと嫉妬から抜け出すためには、どうしたら良いでしょうか。人々の前でよりも、神様の御前で自分の存在意味を見つけなければなりません。また、兄弟の短所を見ることより、良い所を探して学ぼうとする心を持たなければなりません。
Ⅱ.エジプトに売られて行ったヨセフ(25-36)
 食事をしていた時、ユダがヨセフを殺さずに売ろうと、提案しました。そうすれば、弟を殺さなくても、目障りな彼をなくすことができます。その上、お金も手に入ります。結局、兄たちは銀二十枚で弟を奴隷として売りました。そして父親には、獣に引き裂かれたと言って、だましました。それでヨセフは奴隷商人に売られ、エジプトに連れて行かれるようになりました。夢があり、真実な人は人々から憎まれ、災いをよく受けます。しかしそこには、神様の御旨があり(創45:5-7)、また、神様が彼を守ってくださいました(39:3)。

祈り:主よ!嫉妬の奴隷になり、他人を害する人生を生きて来た私を救ってくださり、神様の御前で生きるようにしてくださり、感謝します。

一言:憎しみは殺人、愛はいのち


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