聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 09月 20日 (木)

創世記47:1-26
忠実な管理者ヨセフ

Ⅰ.家族をゴシェンの地にとどまるように助けるヨセフ(1-12)
 ヨセフは兄たちをパロの所に導きながら、「ゴシェンの地にとどまることができるよう、願うように」と教えました。パロは彼らの願い通りに許可しました(6)。ヨセフはまた、父ヤコブをパロに紹介し、ヤコブは神様のしもべの姿勢で、パロを祝福しました(7,10)。ヨセフはパロの命令通りに、ヤコブの家族をゴシェンの地にとどまらせました。
Ⅱ.パロに忠実なヨセフ(13-26)
 ききんがさらに激しくなり、全地はみな飢え死にするようになりました。その時、ヨセフは穀物を売って、エジプトとカナンにある銀をすべて集め、パロの家に納めました(14)。銀がなくなると、家畜、土地、人までもらってパロにささげました。その後に、土地法を作り、民たちが収穫の五分の一を税金として納めるように、定めました(24,26)。ヨセフは民たちから全てを集めましたが、彼らに重荷を負わせませんでした(参照.41:34)。ただ、民たちが感謝と志願する心に、パロに忠実になるように、助けました(25)。このようなヨセフの知恵と忠誠心によって、民たちは生かされ、国はさらに堅固なものになりました。ヨセフは総理として自分の利益を求めませんでした。彼の才能と力を尽くして忠実であり、パロに大きな利益を残し、民たちがパロに対して忠実であるようにしました。クリスチャンは、どんなことを任されても、心と知恵と力を尽くして、神様に利益を残す管理者にならなければなりません。

祈り:主よ!私が全てのことにおいて、適当にしていたことがあったことを悔い改めます。私が何をしても、任されたことに忠実であるように、助けてください。

一言:任されたことに忠実であれ



2012年 09月 21日 (金)

創世記47:27-28:22
カナンの地を望むヤコブ

Ⅰ.私を運び出して、先祖たちの墓に葬ってくれ(47:27-31)
 ヤコブがエジプトにとどまってから十七年が過ぎました。イスラエル人はゴシェンの地で所有地を得て、多くの子を生み、非常に増えていきました。今、ヤコブは百四十七歳になり、死の時が近づいて来たことを知りました。ヤコブはヨセフを呼んで、自分をエジプトの地に埋葬せずに、先祖たちが眠っている約束の地、先祖たちの墓に葬ることを、誓わせました。ヤコブは、自分は死にますが、神様が彼の子孫たちをカナンの地に導いてくださることを、確信しました(48:21)。ヤコブは、苦難の連続だったカナンとは違い、エジプトに下って来てからは富と栄光を手に入れました。しかし彼は、この地がしばらくの間とどまる地であることを、知っていました。彼の望みは、ただ神様の約束の地だけでした。私たちがこの地でしばらくの間住んでいても、私たちはここを過ぎ去る旅人に過ぎません。それで私たちは、新しい天と新しい地を望み、聖なる旅人として生きなければなりません。
Ⅱ.エフライムとマナセを祝福するヤコブ(48:1-22)
 ヤコブは、自分がエジプトに来る前に、ヨセフが生んだ息子であるマナセとエフライムを、自分の子どもにしました(5)。そして自分を今まで育ててくださった神様、患難から救い出してくださった神様の御名によって、彼らを祝福しました(16)。それで、エフライムとマナセがイスラエル十二部族に属するようになりました。彼は、神の御国に対する生ける望みの中で、孫たちを祝福し、神様の救いの御業に用いられるように、祝福しました。

祈り:主よ!神の御国に対する生ける望みをくださり感謝します。私がこの望みを仰ぎ見て、信仰によって後輩たちを祝福して、立てます。

一言:神の御国に対する生ける望み


<<(1)    前のページ(40)    41    次のページ(42)    (42)>>

聖書別日ごとの糧