聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2019]

2019年 12月 03日 (火)

創世記 11:1-32(9)
人々を地の全面に散らした

 「一つ」から大きな力が出ます。全地の言葉が「一つ」、話し言葉が「一つ」であることで、すべての人が力を合わせることができ、ものすごく大きなことができます。人々はれんがを作り、粘土の代わりに瀝青を用いるようになり、「さあ、われわれは町を建て、頂が天に届く塔を建て、名をあげよう。われわれが全地に散らされるといけないから。」と言いました。彼らの目標は、神さまに挑戦して、神さまの名ではなく、人間の名を誇ることでした。彼らの計画は成功したように見えました。けれども、主が降りて来てご覧になって、彼らのことばを混乱させたので、互いにことばが通じなくなってしまいました。主が人々をそこから地の全面に散らしたので、彼らはその町を建てるのをやめました。
神様から離れた人間は自分の名をあげようとしますが、神様が彼らの高慢をご覧になり、散らされます。私たちはいつでもどんな時でも神様の御名を高めなければならないのです。それが、私たちを高慢になってしまうことから守ってくれるからです。
 10-32節はセムの歴史で、アブラハムまで続いています。セムの歴史は、地の全面に散らされた後の私たちが、何をすべきかについて教えてくれます。アブラハムは主の召されを受けて、主の御言葉に従って生き、主の名を現します。彼は「主の御名によって」祈りました(12:8)。この道は、一見すると孤独で苦しい道ですが、神様がご自分の名をかけて共にしてくださる道です。


適用: 誰の名を現さなければなりませんか

一言: 神様の御名


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