聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2019]

2019年 12月 13日 (金)

創世記20:1-18(7)
あの人は預言者である

 アブラハムはゲラルに滞在中、自分の妻サラのことを妹だと言いました。その地方には、神を恐れることが全くなく、人々が彼の妻のゆえに、アブラハムを殺すと思ったからです(11)。ゲラルの王アビメレクは、使いをやって、サラを召し入れました。過去エジプトにいた時も同じことを経験しました。この事件は、過去いくら信仰が良かった人であっても、状況や条件を見て不信と恐れに捕われ、失敗を繰り返してしまうことを教えています。ですから聖書は「あなたがたは、地上のものを思わず、天にあるものを思いなさい。イエスのことを考えなさい」と言っています(コロサイ3:2、へブル3:1)。
 神様は、人間的な方法を使った結果、妻を奪われそうになってしまったアブラハムを哀れみ、問題を解決してくださいました。神様はアビメレクの夢の中に現れ、「アブラハムは預言者であって、あなたのために祈ってくれよう。しかし、あなたが返さなければ、あなたも、あなたに属するすべての者も、必ず死ぬことをわきまえなさい」と言われました。神様の恵みによってサラを返してもらったアブラハムが祈ると、神様はアビメレクとその妻、および、はしためをいやされたので、彼らはまた子を産むようになりました。私たちは過ちを繰り返す弱い自分を考え、「私のような者に何ができるだろうか」と不信に陥ります。しかし、 神様の私に対する愛と希望とビジョンは昨日も今日もいつまでも同じです。 神様はご自分が召した者に対して、後悔されません。


適用:足りないからできないと思っていますか

一言:召したことを後悔されない神様


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