聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2019]

2019年 12月 14日 (土)

創世記21:1-21(1)
仰せられたとおりに主は

 神様は、「来年の今ごろ、サラには、男の子ができている」と約束をしてくださっていました(18:10)。主は、ご自分が仰せられたとおりに、サラになさいました。サラはみごもり、そして神様がアブラハムに言われたその時期に、男の子、イサクを産みました。その時、アブラハムは百歳でした。神様は一生子どもを産めないと思っていたサラを笑わせてくださいました。その知らせを聞く人々にも喜びと希望を与えてくださいました。誰も年寄りのサラが子供に乳を飲ませるとは思っていませんでした。それは人の力によっては不可能なことでした。しかし、アブラハムとサラは望みえないときに望みを抱いて信じました。アブラハムは、およそ百歳になって、自分のからだが死んだも同然であることと、サラの胎の死んでいることとを認めても、その信仰は弱りませんでした。彼は、不信仰によって神様の約束を疑うようなことをせず、反対に、信仰がますます強くなって、神様に栄光を帰し、神様には約束されたことを成就する力があることを堅く信じました(ローマ4:18-21)。神様はその信仰を喜ばれ、仰せられたとおりにサラが男の子を産むようにしてくださいました。
 神様は信じる者に仰せられたとおりに、その時期になると必ずその約束の御言葉を成就する全能なる方であり、真実な方です。この神様を信じる人は神様を喜ばせることができ、神様に栄光を帰すことができます。また、神様の御言葉を信じる人はその信仰によって人にはできないことも神様にはできることを体験することができます。


適用:御言葉のとおりになる根拠は何ですか

一言:全能であり、真実な神様



2019年 12月 15日 (日)

創世記21:22-34(22)
神はあなたとともにおられる

 アビメレクとその将軍ピコルはアブラハムに和親条約を提案してきました。その理由は、アブラハムが何をしても、神様が彼とともにおられるのを見たからです。アビメレクの夢の中に現われアブラハムを守っておられる神様、百歳のアブラハムに子どもを与えられた神様、アブラハムが祈ると閉じられた胎がいやされ、子を産むようにされた全能なる神様が彼とともにおられることを見ました。神様を信じているのか信じてないのか、はっきりしない人がいます。しかし、アブラハムは、神様を信じない人から見た時にも、神様がともにおられることがはっきりとわかる信仰生活をしていました。アブラハムは偶像崇拝をするカナンの人々に影響されずに、信仰によって生きました。彼は地上に心が縛られず、旅人であり寄留者であることを告白していたのです(へブル11:13)。この世と調子を合わせず、神様の御心に従いました。アブラハムは信仰によって生きる人でした。彼が勝利の人生を送ることができたのは、神様が彼とともにおられたからです。
 アブラハムは、アビメレクのしもべたちが奪い取った井戸のことでアビメレクに抗議しました。主は、人の行いを喜ぶとき、その人の敵をも、その人と和らがせます(箴言16:7)。たとえ王であっても、神様がともにおられる人を見下すことは出来ません。神様はその人に、王の罪を咎める勇気さえも与えてくださいます。アブラハムはベエル・シェバに一本の柳の木を植え、その所で永遠の神、主の御名によって祈りました。それは、神様が永遠に生きておられ、彼と彼の子孫とともにおられ、彼に与えてくださった御言葉を必ず成就して下さることを信じる、という信仰告白でした。


適用:神様はあなたとともにおられますか

一言:神様を証する人


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