聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2020]

2020年 01月 15日 (水)

創世記 24:1-9(4)
私の生まれ故郷に行き、妻を迎えなさい

 アブラハムが年を重ねて老人になった時、神様は彼のすべてのことを祝福しました。アブラハムに残ったことは、イサクを結婚させることでした。アブラハムは、息子の結婚について明確な方向を持っていました。彼は自分の家のすべての所有を管理している最年長のしもべに、嫁をイサクのために探してくる使命を与えました。「カナン人の娘の中から、私の息子の妻をめとってはならない。私の生まれ故郷に行き、私の息子イサクのために妻を迎えなさい。」彼は、他のどんな条件よりも神様への信仰を大切に考えました。アブラハムは、もし女の人がカナンの地まで来ようとしなかった場合、イサクをそこに連れて行ってはならないと言いました。アブラハムは、カナンを約束の地として与えて下さった神様は、ご自分の使者を先に送って、イサクの妻を必ず用意されることを信じていました。アブラハムのしもべは主人の神様を信じて、言われた通り誓いました。
アブラハムは、偶像を崇拝するカナン人の中からイサクの嫁を求めませんでした。神様を恐れる自分の故郷、自分の国の人々の中で嫁を迎えようとしました。アブラハムは、夫になる人の顔も見ずに、ただ神様だけを信じて来る女性を、神様が備えてくださることを信じていました。神様はご自分の子供たち一人一人にふさわしい信仰の人を配偶者として備え、自ら導いてくださいます。この神様を信じるとき、私たちは、人間的な条件や外見を問う世の中でも信仰の結婚をすることができます。


適用:結婚の一番の条件は何ですか

一言:信仰



2020年 01月 16日 (木)

創世記 24:10-49(12)
取り計らってください

 アブラハムのしもべは、ラクダ十頭に主人の貴重な品々を持って、メソポタミヤ北部にあるアラム・ナハライム地方のナホルの町に到着しました。彼はラクダを町の外の井戸のところに伏させました。これから、イサクの配偶者となる女性を見つける必要がありました。 「新郎を見ずに私の言葉だけを信じて遠い所に嫁に行く処女をどのように探すことができようか。」と、彼は心配になったことでしょう。このとき、アブラハムのしもべは祈りました。イサクの配偶者となる処女に主が無事に会わせてくださり、主人アブラハムに恵みを施してくださるようにと求めました。彼の祈り課題は漠然としたものではありませんでした。のどが渇いた旅人の要求を快く受け入れるだけでなく、彼が引いてきたラクダにまで配慮してくれる女性のために、しもべは祈りました。しもべがその祈りを終えると、リベカが水がめを持ってきました。彼女は、アブラハムの兄弟ナホルの孫娘でした。また、非常に美しく、処女でした。アブラハムのしもべは、彼女に水を飲ませてくれるようにお願いしました。すると彼女は急いで水がめを下ろし、しもべに水を飲ませるだけでなく、ラクダのためにも、水を汲んでくれました。アブラハムのしもべは、彼女を見て、神様が導かれた方であるかを知ろうとしました。アブラハムのしもべは、祈るだけでなく、神様の導きを周到に伺い続ける人でした。彼は祈りに答えられ、すべてのことを自ら成し遂げられる神様に栄光を捧げました。神様の人は難しいことに備えて祈り、神様の導きを求める人です。また、神様が成し遂げられることを伺い求める人です。神様はこのように、信仰によって祈る人、神様の導きを求める人を通して、今日も働かれます。


適用:漠然としている時、どうしますか

一言:祈り



2020年 01月 17日 (金)

創世記 24:50-67(58)
まいります

アブラハムのしもべはリベカについて行って、ラバンとベトエルに会いました。彼らはまず食事することを勧めましたが、忠実なアブラハムのしもべは、自分が来た理由を話す前には食事はしないと言いました。彼は、自分がどのようにここに来るようになったのか、またどのようにイサクの配偶者になるリベカに会うようになったのかを、できる限り詳しく述べました。これにより、これらのすべてが神様の導きだったことを証ししました。すると、彼らもこれらのすべてが、神様がなさったことだと認めました。そしてリベカをイサクの妻として与えると言いました。アブラハムのしもべは準備してきた金銀の品物や衣服を取り出してリベカに与え、ラバンと母にも宝物を贈りました。翌日、アブラハムのしもべは主人のもとに帰ると言いました。リベカの兄と母はあと10日ほど娘と一緒に過ごしたいと言いました。しかし、アブラハムのしもべは神様が成功の道をくださったので、早く主人の元に戻らなければならないと言い張りました。どうすることもできず、彼らはリベカに決断を委ねることにしました。この時、リベカは「まいります」と答えました。彼女は両親と一緒に住むことよりも、神様の導きにすぐに従おうとしました。家族はリベカを送り「千万人の母」になるようにと祝福しました。また、彼女の子孫によって、敵の門を勝ち取るよう祝福しました。神様の導きを悟ったならば、神様の御心にすぐに従うことが大事です。信仰とは、神様の御心を悟ったらすぐに従うことです。このような信仰の決断があるとき、神様に用いられることができ、神様の祝福を受けることができます。


適用:神様の御心を悟った時、どうしますか

一言:すぐに従順


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