聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2020]

2020年 01月 24日 (金)

創世記29:1-30(25)
何ということを私になさったのですか

 ヤコブはパダン・アラムに到着し、自分の伯父であるラバンの娘、ラケルと出会いました。ラバンは妹の子ヤコブのことを聞くと迎えに走って来て、彼を抱きました。ヤコブは彼の所に一か月間滞在して、雇用契約を結びました。ヤコブはラケルを妻としてくれるなら、七年間ラバンの為に仕えましょうと言いました。ヤコブはラケルを愛していたので、七年間がほんの数日のように思われました。期間が満了して、婚礼祝宴をした後、彼女の所に入りました。しかし、朝になって見ると新婦はレアでした。ヤコブはラバンに何ということをしてくれたんだ、と抗議しました。ラバンは、長女よりも先に下の娘を嫁がせることは、地方の風習に反することだと言い訳をしました。ヤコブは仕方なくラケルと結婚するために、もう七年間働くことにしました。“主をだます者”ヤコブは、同じく“だます者”ラバンを通して、訓練されました。
 ヤコブは主を知る前に、まず、自分自身がどんな人であるのか知るべきでした。主はパダン・アラムで、人の杖と人生のむちを通して彼を訓練しました。時々、私たちは、到底理解し難い状況に処せられます。悔しい思いをすることもあります。それは神様の訓練かもしれません。その訓練題目は自己発見です。神様の訓練を通して自己執着と強靭な人間性の塊りとなっている自分の内面を発見するようにします。この世の数多くの人々が、自分に対する虚像を持って生きています。私たちが神様の訓練の中で、自分を深く発見できるように祈ります。そして、神様と正しい関係性を結べるように祈ります。


適用:なぜ、私にこのようなことが起こりますか

一言:自己発見



2020年 01月 25日 (土)

創世記29:31-30:24(30:1)
嫉妬する妻たちの間で

 主はヤコブに愛されなかったレアを憐れんで、彼女の胎を開かれ、ルベン、シメオン、レビ、ユダの四名の息子たちを与えて下さいました。レアに嫉妬したラケルは、ヤコブに自分にも子供を下さらなければ自分は死んでしまうと脅かしました。ラケルは、ヤコブが自分の女奴隷ビルハの所に入るようにし、ダンとナフタリを得ました。ヤコブに愛される為、二人の妻は息子を産む競争を続けました。レアは女奴隷ジルパをヤコブに妻として与え、ガドとアシェルを得ました。又、ルベンが野に出て行って、恋なすびを見つけたので、レアはその恋なすびと引き替えにヤコブ゙を得て、イッサカルとゼブルンを産みました。神様はラケルの望みを聞き入れ、ヨセフを与えました。ヤコブは二人の妻の競争に巻き込まれ、あっちに、こっちにへと連れまわされました。来いと言われれば来て、行けと言えば行きました。何の自己主張も出来ませんでした。息子たちの名前も一人も自分で名付けませんでした。神様は、二人の妻の愛の争いを通して、ヤコブが謙遜になるようにし、同時に、将来12部族を成すようになる息子たちが生まれるようにもしました。
 私たちも時々、こちらに追われ、あちらに押されます。自分の声をあげる機会も得られなかったりします。しかし、そのような瞬間にも、神様が働いておられます。神様がご存じでないものは一つもありません。神様の御手が届かないところは全くありません。私たちが神様の絶対的な愛と摂理を信じ、与えられた状況で霊的な訓練をよく担うように祈ります。


適用:訓練を受けていますか

一言:神様の奥妙な御旨


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