聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2020]

2020年 01月 26日 (日)

創世記30:25-43(37)
若枝の白い皮をむき出しにしたヤコブ

 ラバンは、報酬を申し出て故郷に帰ろうとするヤコブを説得しました。ヤコブは、ラバンの家畜の中から、ぶち毛やまだら毛が出てきたら、それらを報酬としてもらいたいと話しました。ラバンは直ちに、ぶち毛とまだら毛を取り出し、自分の息子たちの手に渡して、三日間の道のりの距離を置くようにしました。もはや残りのものは綺麗に見えるものだけでした。そのため、ぶち毛やまだら毛のものが出る可能性は薄くなりました。しかし、ヤコブは諦めませんでした。若枝を持ってきて、皮をはいで、白い筋の所をむき出しにしました。その若枝をさかりが付いている羊たちの前に差し向かいに置きました。すると、不思議にも、その羊たちがしま毛のもの、ぶち毛のもの、まだら毛のものを産むようになりました。ヤコブは、強いものの群れが、さかりがついた時にこのような方法を使い、弱いものにはその枝を置きませんでした。こうして弱いものはラバンのものとなり、強いものはヤコブのものとなりました。それで、ヤコブは大いに富むようになりました。はいだ枝の筋を見て、さかりがついたら、しま毛のものが出る、という遺伝学的な根拠はありません。しかし、重要なことは、厳しい状況の中でも、ヤコブが自分にできる最善を尽くしたという点です。ヤコブは自分の夢を成そうと最善を尽くす人でした。創意的で、執念がある人でした。神様はこのような彼を大いに祝福しました。


適用:座り込んで落胆していますか

一言:若枝であっても


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