聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2020]

2020年 06月 07日 (日)

創世記43:1-34(34)
ベニヤミンの分は、ほかの者の五倍

 ヤコブの家は、エジプトから買って来た食糧が尽きて、またエジプトに行かなければならなくなりました。ユダはエジプトの総理のことを話し、必ずベニヤミンを連れて行かないといけないとヤコブを説得しました。ユダは自分が弟の保証人になって、彼をお父さんの前に再び立たせると約束をしました。過去、ヨセフを売る時には先頭に立っていた彼が、すっかりと変わっていました(創37:26,27)。ヤコブはベニヤミンをエジプトに連れていくことを許しました。また、贈り物として地域の名産と、乳香と蜜を少々、樹膠と没薬、ピスタチオとア-モンドを持っていくようにさせ、そしてすべてのことを全能の神様に委ねました(14)。
 兄たちはベニヤミンと一緒に総理であるヨセフの前に立ちました。ヨセフはベニヤミンを見た瞬間、胸が熱くなって泣きたくなり、急いで奥の部屋に入って、そこで泣きました。また、ヨセフの食卓から彼らの分が与えられた時、ベニヤミンの分は、ほかの者より五倍も多くしました。ヨセフは、過去に自分にしたように、兄たちがベニヤミンを妬んでいるかどうかを確認しようとしました。妬みは、大したものではないように思えます。しかし、それを悔い改めないと、結局は死に至らせるのです。ヨセフは私情を捨てて兄たちが悔い改めるように助けようとしました。兄たちを助けるヨセフの愛は、私たちを罪から救おうとするキリストの愛の予表と言えます。


適用:私たちに向けられた主の愛はどんなものでしょうか

一言:罪の問題を助ける霊的な愛


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