聖書別日ごとの糧 >> 創世記[2020]
2020年 06月 08日 (月)
創世記44:1-34(33)
ベニヤミンの身代わりになろうとするユダ
ベニヤミンの身代わりになろうとするユダ
ヨセフは家を管理する者に命じて、カナンに戻っていく兄たちの袋に穀物だけでなくお金も入れ、ベニヤミンの袋には銀の杯も入れるようにさせました。兄たちがカナンに帰る途中、ヨセフの家を管理する者が追いついて来て、「なぜ、おまえたちは悪をもって善に報いるのか。銀の杯は、私の主君が、飲んだり占いをしたりするときに、いつも使っておられるものではないか。おまえたちのしたことは悪辣だ」と言いました。そして、年長の者から調べ始めて見ると、その杯はベニヤミンの袋から出てきました。彼らは町に引き返し、再びヨセフの前に立ちました。ヨセフが続けて兄たちに、このような目に会わせるのは、彼らが過去の罪を悔い改め、信仰の先祖として成長していくように助けるためでした。
ヨセフの叱責に対し、ユダは申し開きも弁明もしませんでした。ヨセフはベニヤミンだけを奴隷にすると言い出しましたが、ユダがベニヤミンだけを残しては帰れない理由を説明しました。ベニヤミンを失うようなことになったら、年老いた父ヤコブは死んでしまうので、自分が身代わりとなると言いました。このようにして、ユダは、父親も弟も生かそうとしたのです。これは、私たちの罪の代価として、十字架で死んでくださったイエス様が救いと永遠の命を与えられるということの予表です。
適用:誰が罪で死ぬしかない私の身代わりになりましたか
一言:贖い主イエス・キリスト
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