聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2020]

2020年 06月 10日 (水)

創世記46:1-34(4)
このわたしが、あなたとともにエジプトに下り

 ヤコブはエジプトに行こうとしましたが、心に引っかかる一つの問題がありました。父イサクは約束の地を離れなかったのに、自分はエジプトに行ってしまって良いのだろうか、と悩みました。彼はベエル・シェバに来たとき、父イサクの神にいけにえを献げました。神様は、「エジプトに下ることを恐れるな。わたしはそこで、あなたを大いなる国民とする。このわたしが、あなたとともにエジプトに下り、また、このわたしが必ずあなたを再び連れ上る。」と答えてくださいました。これでヤコブは確信と勇気とを得たに違いありません。全能なる神様が共にしてくださるなら、どこに行っても恐れることはありません。
 いよいよヨセフは父ヤコブと感激の涙をもって再会しました。その後、ヤコブの家族七十人はゴシェンに住むようになりました。ゴシェンはエジプトの中心から離れた場所で、家畜を飼うにはとても良い牧草豊かな地でした。ヤコブの家族は、ここに住むことによってエジプトの偶像崇拝文化から切り離され、神の民としてのアイデンティティを育むことが出来ました。また、大きな民族にもなります。神様は不思議な方法でアブラハムに約束したことを成就しておられたのです(創12:2)。


適用:どこに行ってもともにおられる神様を信じますか

一言:恐れないで


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