聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2004]

2004年 08月 13日 (金)

出エジプト記1:1-14
虐待されるイスラエル

Ⅰ.イスラエルを苦しめる新しい王(1-11)
 イスラエルがエジプトに下って行った時、その一族はヨセフを含めて70人に過ぎませんでした(5)。しかしそれから400年がたった今、イスラエルはどれだけ増えたのでしょうか。7節をご覧ください。イスラエルの子孫はおびただしく増え、すこぶる強くなり、その地は彼らで満ちるようになりました。
 その時、エジプトにはヨセフを知らない新しい王朝が起こりました。彼らは、戦争が起きた時、イスラエルが反逆して、エジプトから出て行き、莫大な人力資源を失ってしまうことを、恐れるようになりました(10)。しかし彼らは強制労働法を作り、ひどく虐待し、苦しめ、その種をなくそうとしました。
Ⅱ.虐待されるほど、ふえ広がるイスラエル(12-14)
 虐待されるイスラエルはどのようになったのでしょうか。民たちは虐待されるほど、ふえ広がりました(12)。重労働をすればするほど体がもっと鍛えられ、元気が出るようになりました。それによってエジプト人たちはさらに恐れるようになりました。
 神様は真実に約束を守られる方です(創46:3)。今の状況が難しくても気を落とす必要がありません。逆境の中でも、神様はその御旨を真実に成就させます。

祈り:主よ!ちょっとした問題にぶつかっても気を落とし、悲しんだ不信を悔い改めます。私がどんな逆境の中でも、神様の御旨を探し、信仰を守ることができるように祈ります。

一言:虐待されるほど、強くなるイスラエル



2004年 08月 14日 (土)

出エジプト記1:15―22
助産婦たちの家を栄えさせた神様

Ⅰ.神様を恐れる助産婦たち(15-19)
 エジプトの王はイスラエルの助産婦たちを呼んで特命を出しました。その内容はヘブル人の女が子どもを産む時、見て男の子なら殺せという幼児殺害命令でした。
 しかしヘブル人の助産婦たちはパロ王よりも神様をもっと恐れました(17)。彼女たちは、信仰のよって王の命令に背き、男の子を生かしました。彼女たちは、王から追求された時も、神様の民の側から弁明しました(19)。患難の日に、人を恐れれば罠に落ちます。世の歴史の側に立たず、神様の救いの御業の側で、その人生を決断する時だけが、神様を喜ばせることができます。
Ⅱ.助産婦たちの家を栄えさせた神様(20-22)
 神様は助産婦たちの信仰を喜ばれました。神様は助産婦たちに恵みを施され、彼女たちの家を栄えさせました(21)。そしてイスラエルの民たちは増え、非常に強くなりました(20)。
 神様は、自分を恐れる民たちに恵みを施される方です。また、彼らは用いられ、神様の救いの御業を完成させて行きます。

祈り:主よ!私が人々の視線を気にし、卑怯な人生を過ごした不信仰を深く悔い改めます。この罪人がこれからは神様だけを畏れて信仰によって生きることができるようにタスケテください。

一言:人々の目を気にするな


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