2004年 09月 07日 (火)
天のパン
Ⅰ.モーセにつぶやくイスラエル(1-3)
彼らは、エジプトの地で、肉なべのそばにすわり、パンを満ち足りるまで食べていたときのことを考え始めました。彼らはその時受けた奴隷生活の苦しみと悲しみは考えずに、ただ肉なべとパンだけを考えました。そして今受けなければならない苦しみに対して、つぶやきが満ちました。
苦難の中で、昔の生活を思い出すことは奴隷生活から救ってくださった神様の恵みをさげしむようなものです。また、神様の救いの愛と、彼らの将来に対する望みと約束を信じないことです。これは神様の前で大きな罪です。
Ⅱ.イスラエルのつぶやきを聞かれた神様(4-12)
神様は、イスラエルのつぶやきを聞かれ、天から食物を雨のように降らせると約束されました。そして民たちが出て、日ごとのものを毎日集めるように言われました。神様はこのようにされ、彼らに対する愛と神様の栄光を見せようとされました。そして彼らを試みようとされました。神様は何を試みようとされたのでしょうか。
第一に、彼らが神様に信頼し、信仰で生きているのか。
第二に、彼らが神様に仕え、従う生活をするのか。
神様は、彼らを訓練され、どんな状況の中でも、神様を信頼し、信仰によって聞き従う民として導こうとされます。
祈り:主よ!私が神様の愛を疑わず、信仰によって求める者になるように助けて下さい。
一言:つぶやきを聞かれる神様の恵み
2004年 09月 08日 (水)
日ごとの糧の訓練
Ⅰ.各自、自分の食べる分だけ集めよ(13-18)
夕方になると、うずらが来て宿営をおおい、朝には露が宿営の回りにありました。この露がかわいた後に、荒野の面には小さく丸くうろこのように細かいものがありました。それは日が昇るまであり、日が熱くなると溶けました。全ての人は、毎朝早く起きて、その日に必要なものを集めるように言われました。彼らが出てその通りに行うと、多く集めたり少なく集めたりしました。しかし多く集めても余らず、少なく集めても足りないものがありませんでした。
神様は、彼らが毎日のパンを神様に頼り生きるように、訓練されました。
Ⅱ.朝まで残しておいてはならない(19-21)
神様はモーセを通して、誰でも多く集めて次の日の朝まで残しておいてはならないと言われました。しかしある人々は神様の御言葉を無視し、彼らの考えと計算で次の日の朝まで残しておきました。そして次の日に寝坊した人は飢えなければならなくなりました。朝まで残しておいたパンには虫がわき、悪臭を放ったからです。
神様に頼らない者は欲に従って自分の判断に従って行動します。明日のことを心配せず、神様の御言葉に従いません。
祈り:主よ!私が明日のことを心配せずに、毎日主に頼って生きるように訓練して下さい。
一言:訓練は愛
2004年 09月 09日 (木)
安息日訓練
Ⅰ.安息日のために二日分の食物を集めなさい(22-30)
神様はイスラエルの民たちに毎日日ごとの糧を集めるように命じられました。もし彼らが二日分を集めて取っておけば、虫がわき、悪臭を放ち、腐ってしまいました。ところが、六日目に当る日には、安息日のために二日分の食物を集めるように言われました。それらは、次の日の朝まで残しておいても、においも出ず、虫もわきませんでした。神様は六日目にはこのように二日分の食物をくださいました。これは、第七日目の安息日には働いてはならず、神様と交わり、霊的なやすらぎをもたせるためでした。
しかし民の中には第七日目にも食物を集めに出た人々もいました。彼らは過去の経験によって食物を集めることを期待しましたが、何も得ることができませんでした。神様の民は過去の経験によって行うのではなく、御言葉に従って生きなければなりません。
Ⅱ.子孫のために保存しなさい(31-36)
神様は、マナを一オメルとって子孫のために保存するように言われました。神様はそれを通して、神様が荒野でその民を導かれ食べさせたことを永遠に教えることを望まれました。
人は神様の恵みを忘れやすいのです。それで神様の御業をいつも覚えるように、教えることは大切なことです。
祈り:主よ!私たちの民が安息日を聖別し、守るように訓練してください。
一言:安息日を清く守りなさい
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