聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2016]

2016年 01月 06日 (水)

出エジプト記23:1-19
祭りを行ないなさい

1.正義と憐れみについての定め(1-9)
 神様の民は偽りのうわさをいいふらしてはならず、状況によって悪を行なってはなりません。また、貧しい人の訴えだからと言って、その貧しい人を重んじてはいけません(3)。敵の迷っている牛やろばに出会った場合、必ずその人に返さなければならず、目を惑わすわいろを取ってはなりません。自分の利益のためだけに正義を捨て、隣人を顧みないのは、神様を悲しませる大きな罪です。主の子どもは、いつでも真理の側に立って、世の光と塩にならなければなりません。
2.祭りに関する定め(10-19)
 神様の民は、六日の間熱心に働き、七日目には、霊的にも肉的にも休みを得なければなりません。奴隷や在留外国人だけではなく、話すことのできない家畜にも、息をつかせるように配慮しなければなりません。奴隷と家畜にまで心を配られる神様は、本当に愛の豊かな方です。神様はまた、年に三回祭りを行なうように、言われました。これは、過越の祭りと五旬節、天幕の祭りです。この祭りは、エジプトでの奴隷生活から救われた恵みを覚え、収穫に対して感謝し、荒野で天幕を張って生活していた時期を覚え、感謝するためです。このような祭りを行ないながら、神様の民は神様の恵みを忘れずに、感謝することを学ぶようになります。私たちが時ごとに、神様が施してくださった救いの恵みを覚え、感謝の壇を築く生活は、本当にその人を幸いな者とします。

祈り:主よ!かつて罪の奴隷として生きて来た私を救ってくださり、感謝します。私が熱心に感謝の壇を築く生活ができるように、助けてください。

一言:その時ごとに、感謝せよ



2016年 01月 07日 (木)

出エジプト記23:20-33
もし御声に聞き従うなら

1.祝福についての約束(20-26)
 神様は、御使いをイスラエルの民の前に遣わして、道で彼らを守らせて、カナンの地にまで導く、と約束されました。そのような恵みの中で、イスラエルがすべきことは、主の御声に聞き従うことです。主の御言葉によく従うなら、神様が、イスラエルの敵を自ら打たれ、消し去ると言われました。また、御言葉に聞き従う彼らのために、パンと水を祝福してくださり、彼らの間から病気を消し去ると言われました。それだけではなく、流産する者がいなくなり、不妊の者もいなくなると言われました。イスラエルは、神様の約束の御言葉を信じ、カナンの地の偶像を退けて、彼らの行ないをまねてはいけません。イスラエルが神様の御言葉に聞き従い、主にだけ仕えようと決断した時、神様は彼らに必要な全てのものを満たしてくださいます。神様は、人々の幸福を司る方です。
2.勝利の約束(27-33)
 神様は先にご自分の使いを遣わされ、カナンの地の全ての民を打たれ、勝利をくださる、と約束されました。くまばちを先に遣わして、カナン人を追い出すと言われました。しかしイスラエルがふえ広がって、この地を相続地とする時まで、敵を徐々に追い払うと言われました(30)。勝利は、イスラエルの兵力や経済力にかかっているのではありません。この世と妥協せず、神様だけに仕える時、神様は必ず勝利をくださいます。

祈り:主よ!私がただ神様だけに仕える生活ができるように、助けてください。

一言:勝利は神様にかかっている


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