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2016年 01月 11日 (月)

出エジプト記26:1-37
天幕の仕様書

1.幕屋(1-14)
 今日の御言葉は、天幕の内部構造についての記録ですが、その中で重要なのは、幕屋と垂れ幕です。幕屋は天幕を覆う幕ですが、全部で五枚あります(1,7,14)。一番内側にある幕は、華麗なる色でケルビムを織り出さなければならず、最も外側にあたる部分は雨と嵐と日差しに直接さらされる部分で、赤くなめしたお羊の皮とじゅごんの皮で作りました(14)。それで外部からは、内部にある神様の栄光を見ることができません。ただ、罪が赦される恵みを受けた人だけが神様の栄光を見る特権が与えられました。
2.垂れ幕(31-37)
 天幕は、聖所と至聖所から成り立っていましたが、至聖所には箱と「贖いのふた」がありました(34)。そこは、大祭司であっても、むやみに入って行くことができない所です。ただ、大祭司が第七の月の十日、大いなる贖いの日に、家畜の血で贖いのいけにえをささげた後に入って行くことができました。それで、聖所と至聖所は垂れ幕で、厳格に区別されていました。この垂れ幕は、聖なる神様と罪深い人間の間にある壁、すなわち罪を象徴しています。私たちは罪によって、神様のところに出て行くことはできませんでした。生涯、罪が与える苦痛と永遠のさばきから逃れることができませんでした。しかしイエス様が私たちの仲介者となり、私たちのために死なれたことによって、神様のもとに出て行ける新しい道を開いてくださいました(ヘブ10:20)。

祈り:主よ!イエス様が私たちのために、十字架で血を流されたことで、神様のもとに出て行ける道を開いてくださり、感謝します。

一言:生きる道を開いてくださったイエス様


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