聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2016]

2016年 01月 13日 (水)

出エジプト記28:1-43
栄光ある祭司の務め

 今日の御言葉は、祭司が着る装束についての内容です。神様は、アロンのために装束を作る際、栄光と美を現わすようにせよ、と命じられました(2,40)。実際に、祭司が着る装束は、華麗で高価な材料で作りました(6,10,33)。これは、祭司が聖なる栄光ある神様に仕えるためでした。
 ところが祭司の着る装束の中で、最も重要なのは、上着であるエポデと胸につけるさばきの胸当てです。エポデの両肩の上には、二つのしまめのうがありましたが、神様はその宝石にイスラエルの十二部族の名前を刻むように命じられました。また、さばきの胸当ての十二個の宝石にも、十二部族の名前を刻むように、命じられました(29)。これは、祭司がイスラエルの民の仲介者として、彼らの罪を肩に載せ、神様の御前に出て行くという意味です。また、民たちの祈りを胸に抱いて、神様の御前に進み出て、神様の御旨を求めることを意味しています。このようにして、神様と人との間の仲介者となり、全会衆の罪ととがを心に抱いて祈り、神様の御旨を現わすことほど、尊く栄光あるものはありません。それで神様は、祭司の装束を栄光と美を現わすように作るように、命じられました。
 神様は、キリストを通して私たちを罪の中から救ってくださり、この時代の王である祭司として立ててくださいました(Ⅰペテ2:9)。罪深い世の中で、祭司の職務を担うことは、容易なことではありません。しかしこの職務ほど、価値あり、栄光あるものはありません。

祈り:主よ!足りない私を救ってくださり、祭司の職務をくださって感謝します。私がこの職務をよく担うことができるように、助けてください。

一言:最も栄光ある職務


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