聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2021]

2021年 08月 17日 (火)

レビ記2:1-16(1)
粉々に砕いて献げる

 穀物のささげ物は、主への誠と忠実を表しています。基本材料は上等の小麦粉です。これは、忠実であるために自分自身を粉々に砕いて、主に仕えることを意味します。小麦粉に油を注ぎ、その上に乳香を添えますが、油は御霊を、乳香は祈りを象徴しています。主への献身と忠実が御霊の働きと祈りによって行われれば主に受け入れられます。ここで注意すべき点は、パン種や蜜は少しも入れてはいけないことです。パン種は全体を発酵させる悪い影響力を表します。蜜は甘い快楽の象徴で、当時の異邦人たちが偶像を拝む時に使いました。神様がパン種と蜜を禁じられたのは、異邦文化の悪影響を警戒する意味があります。一方で、穀物のささげ物には塩をかけるように言われます。塩は変わることのない神様の契約を表しています。穀物のささげ物を献げる時、塩をかけることによって神様と交わした契約が永遠に変わらないことを覚え、主の御言葉に聞き従って生きることを決断しなければなりません。

 私たちが神様に献げるべき穀物のささげ物は、生活全般にわたって神様に忠実であることです。粉々に砕いて自分を無にするほど忠実であることです。神様は、私たちが忠実であることを願われます。主への忠実は、芳ばしい香りとなって主に喜ばれます。



適用:粒のままですか

一言:粉々に砕いて


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