聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2021]

2021年 10月 03日 (日)

レビ記 8:1-36(33)
特別かつ厳格な祭司の任命式

 いよいよ、いけにえを献げる祭司が立てられます。祭司とはだれでもできるものではありません。アロンとアロンの子ら、すなわちアロンの直系の子孫だけが務めることができるのです。これは神の主権によるものあり、栄光の特権であり、神聖な務めです。モーセは、祭司たちを、まず水で洗いました。そしてアロンには、長服を着せ、飾り帯を締め、その上に青服をまとわせ、さらにその上にエポデを着せました。次にウリムとトンミムを入れた胸当てを着け、頭にかぶり物をかぶり、そのかぶり物の全面に金の札すなわち聖なる記章を付けました。どこからみても美しくて栄光ある姿でした。服を着た後、アロンの頭に油を注ぎ、聖別しました。

 祭司の任命式には、罪のきよめのささげ物の雄牛を屠り、宥めを行い、祭壇を聖別しました。また全焼のささげ物の雄羊を屠り、この雄羊は祭司たちの食べ物としました。主は祭司職の任命式を七日間行うように命じられました。つまり、任命式の7日間、七回宥めを行うように命じられたことになります。そして任職の期間が終了するまでの七日間は、会見の天幕の入り口から出てはならないと命じられました。聖なる務めのために聖別された祭司が、その期間中に汚れたものに触れたり、人々と交わることで心を奪われたりしてはならないからです。彼らは七日間会見の天幕の中にとどまり、主が命じられた主への務めを果たさなければなりません。それは自分たちが死ぬことのないようにするためです。このように徹底して守らせ、また繰り返し行わせることで、彼らのうちに、祭司として主から召された特権を深く刻んでくださいました。また、これらを通して、祭司の務めというのは、人間の意のままに廃止されたり、勝手に立てたりするものではないことを、誰もが知るようになります。



適用:王のような祭司職を恐れ敬って担いますか

一言:会見の天幕にとどまりなさい


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