聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2021]

2021年 10月 12日 (火)

レビ記16:1-34(30)
すべての罪からきよくなる

アロンの二人の息子が勝手な方法で神様に仕えたため死にました(10:1,2)。神様は、モーセを通してアロンに、垂れ幕の内側の聖所、「宥めの蓋」の前に、時をわきまえずに入ることがないようにと言われました。聖所に入るときは、水で自分の体を洗って、聖なる服を着なければなりません。まず、自分自身と家の罪を贖うために雄牛を屠ります。そして粉にした香り高い香を用いて、至聖所で香を焚きます (12)。その時、香から出る雲であかしの箱の上の「宥めの蓋」を覆うようにしますが、これは罪人があえて神様の前に立つことができないことを意味します。第二に、至聖所に入るときは屠った雄牛の血を宥めの蓋の東側と前方に振りまきます(14)。第三に、民のために雄やぎ一匹の血をかけます。それは、イスラエルの子孫の汚れや罪によって汚された聖所と会見の天幕をきよめるためです。主の前にある祭壇のところに出て行き、祭壇の四隅の角にやぎの血を塗りますが、これはイスラエルの汚れから祭壇を聖別するためです。その後、もう一匹の生きている雄やぎであるアザゼル[意味:エクスポートやぎ]の頭に手を置き、イスラエル人のすべての罪を転嫁させます。そしてそのアザゼルやぎは、不毛の地に連れて行かれ、そこで荒野に追いやられます。そのやぎはイスラエル人のすべての不義を背負って死の荒野に行きます。これはイスラエルが毎年ユダヤ暦の7月10日に守った贖罪日の掟です。これは、イスラエルが永遠に保つべき掟でした(29,34)。

イエス様は、牛の血ではなく、自分の血で永遠の贖罪のいけにえをささげました(ヘブル9:12)。また、アザゼルやぎのように、私たちのすべての不正と不義の罪を背負って行かれました(ヨハネ1:29)。私たちの大祭司、神の小羊イエス様の贖いの恵みに感謝し、賛美します。



適用:すべての罪からきよめられましたか

一言:子羊の血


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