聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2021]

2021年 12月 12日 (日)

レビ記23:1-25(2)
主の例祭

 主は七つの例祭(祝祭日)を定められ、どのように守るべきかについて話されました。 まず守るべき祝日は、安息日です。安息日は神様の創造と救いを記念する日です。これは人間の意思で作った祝日ではありませんでした。神ご自身が設けられた聖なる会合の日であり、その会合には全ての民が集まるように呼ばれています。その日、民はいかなる仕事もしてはなりません。これは収穫祭を除いた他の例祭にも当てはまります。イエス様は安息日の主です。イエス様の中には、真の安息があります(マタイ11:28)。

過越と種なしパンの祭りは、エジプトの奴隷生活から救ってくださった主を覚える例祭です(4-8)。過越の子羊であるイエス様は罪と死と悪魔の勢力から私たちを解放してくださいました。収穫祭は、収穫の初穂の束を主に献げる例祭です(9-14)。収穫の初穂の束は収穫全体を象徴します。イエス様は復活の初穂です。イエス様の復活はすべての信者も将来復活することを示しています。五旬節は収穫祭から五十日目の日に新しい穀物のささげ物を主に献げる例祭です(15-22)。イエス様が復活してから五十日目になる日、五旬節に聖霊が来られました。角笛を吹き鳴らして記念する日は角笛を吹いて重要な月の始まりを知らせる日です(23-25)。角笛を吹き鳴らす例祭は、ユダヤ人たちにとっては新年の時です。角笛を吹き鳴らす例祭は、イエス様の福音宣布と再臨の予表です。 イエス様はラッパの音と共に栄光の中から再び来られます。イエス様の中で死んだ信者は、みんなラッパの音とともに朽ちないものによみがえり、新しく変えられます(Ⅰコリント15:51-52)。



適用:主の例祭は何を予表していますか

一言:イエス・キリストによって受ける祝福



2021年 12月 13日 (月)

レビ記23:26-44(27, 34)
宥めの日と仮庵の祭り

 今日の御言葉には、主が定められた7つの例祭(祝祭日)の最後の2つが出てきます。宥めの日と仮庵の祭りです。宥めの日は、すべての例祭の中で最も厳粛な日でした。この日、イスラエルの民はすべての罪を赦されました。宥めの日のうちは、いかなる仕事もしてはならず、自らを戒めなければなりませんでした。これは民が自分の罪を砕かれた心をもって悔い改めなければならないことを意味します。大祭司であるイエス様は、ご自分の血によって、ただ一度だけ聖所に入り、永遠の贖いを成し遂げられました(ヘブル9:12)。もし私たちが自分の罪を告白するなら、神様はその罪を赦し、私たちをすべての不義からきよめてくださいます(Ⅰヨハネ1:9)。

仮庵の祭りは、イスラエルがエジプトから出てから荒野生活をしたことを記念する祭りです。この時、民は仮庵を建てて七日間そこで生活しました。一年間の全ての農作物の収穫を終えた後に守る例祭なので、収穫感謝祭の性格がありました。 すべての例祭のうち、仮庵の祭りの時に一番多くのささげ物を神様に献げました。 宥めの日を一番厳粛な例祭だとすると、仮庵の祭りは一番うれしく楽しい祭りでした。仮庵の祭りはイエス·キリストの再臨によって成し遂げられる救いの完成を予表しています。この世は荒野のようです。しかし、イエス様が栄光のうちに再び来られる時には、新しい天と新しい地が現れます。その日が来れば、罪を赦された信者たちは三位一体の神様との交わりの中で永遠の平安と喜びと幸せを享受するようになります。



適用:健全な信仰とはどんな信仰でしょうか

一言:厳粛さと喜びのある生活


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