聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2021]

2021年 12月 18日 (土)

レビ記26:1-13(1)
偶像を造ってはならない

 イスラエル人は偶像を造ったり偶像を拝んだりしてはなりません。安息日を守り、主の聖所を恐れなければなりません。イスラエル人が主の掟に従って歩み、主の命令を守り、それらを行うとどうなりますか。主は時にかなって雨を与え、地は産物を出し、畑の木々はその実を結びます。彼らの麦打ちはぶどうの取り入れ時まで続き、ぶどうの取り入れは種蒔きの時まで続きます。満ち足りるまでパンを食べ、安らかに自分たちの地に住むようになります。神様が与えて下さる平和により、夜にはだれにも脅かされずに寝ることができます。彼ら五人は敵百人を追い、百人は敵一万人を追うことができます。古いものを食べ、新しいものを前にして、古いものを片付けるようになります。主は、彼らのただ中に主の住まいを建てて彼らの間を歩み、彼らの神様となり、彼らは神様の民となります。

聖徒の心の中心に神様以外のものがあるとき、それが何であれ偶像になります。今日、偶像になりやすいものは何でしょうか。物欲、人に認められたい心、自分の栄光、快楽などです。これらは、しばらくの間は、聖徒の心に慰めと喜びを与えてくれるでしょう。しかし、それらを心の中心に置いてしまうなら、それらは神様を悲しませる偶像となります。偶像を拝まず、神様だけを拝み、神様のみことばに従って歩むとき、神様が与えてくださる恵みと祝福を受けることができます。真の喜びと満足を得ることができます。



適用:誰を拝んでいますか

一言:唯一の神様だけを



2021年 12月 19日 (日)

レビ記26:14-33(18)
七倍重く懲らしめる

 イスラエルの民が神様に聞き従わず、神様の命令を行わないとどうなるでしょうか。災いが臨みます。種を蒔いても無駄です。敵がそれを食べるからです。敵に打ち負かされ、敵の支配を受けるようになります。これらのことが起こっても、彼らがなおも主に聞かないとどうなりますか。天は鉄のように、地は青銅のように固くなり、地は産物を出さず、地の木々も実を結びません。それでも彼らが主に逆らって歩み、主に聞こうとしないとどうなりますか。野の獣が彼らの子を奪い、家畜を絶えさせます。人口が減って道に人の気配もなくなります。それでも、主に逆らって歩むなら、十人の女が一つのかまどでパンを焼き、秤にかけてパンを配っても、彼らは食べて満ち足りることができません。それでも主に聞こうとせず、主に逆らって歩むなら、自分の子供たちの肉を食べるという悲惨な結末をむかえることになります。偶像の残骸の上に彼らの死体が積み上げられます。敵は彼らの滅びる姿を見て唖然とします。彼らは異民族の間に散らされるようになります。

懲らしめる目的は悔い改めて立ち返らせるためです。神様は懲らしめを通してでもご自分の民が偶像を拝むことを悔い改めて、ただ神様だけを拝むようになることを望んでおられます。



適用:懲らしめを受けるとき、どうすればいいでしょうか

一言:主に聞き従う



2021年 12月 20日 (月)

レビ記26:34-46(41)
無割礼の心がへりくだるなら

 イスラエルの民の心が高慢になり、神様のみことばを蔑視して偶像を拝むなら、神様の懲らしめを受け、敵の地に連れていかれるようになります。彼らが貪欲によって戒めを守らないなら、土地は神様の命じた安息を得ることができなくなります(レビ記25:1-7)。すると神様は彼らが敵の国に捕虜として連れて行かれるようにし、ついに神様が命じたとおりに地は安息を享受するようになります。

一方、敵の国に捕虜として連れ去られたイスラエルの民はどうなりますか。 実際、敵の国に捕虜として連れて行かれたこと自体が大きな懲らしめです。しかし、神様からの懲らしめはそれで終わりではありません。捕虜として連れて行かれたその地で、神様は彼らの心の中に臆病を送り込みます。吹き散らされる木の葉の音にさえ彼らは追い立てられ、剣から逃れる者のように逃げ、追いかける者もいないのに倒れます。神様がここまでする理由は何でしょうか。それは彼らがこのすべての苦難と苦痛が自分たちや先祖の罪によるものだということに気づくことを願うからです。高ぶった彼らの心が低くなって神様に立ち返って来るのを願うからです。もし、彼らの心がへりくだって自分たちの咎の償いをするようになるなら、どうなりますか。神様は彼らの先祖たちと結んだ契約を思い起こして彼らを回復させてくださいます。



適用:ご自分の民を懲らしめる神様の御心はなんでしょうか

一言:へりくだって主に立ち返ることを切に願っておられる


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