2005年 10月 07日 (金)
コラの反逆
Ⅰ.傲慢なコラたち(1-3)
レビの子孫二百五十人の族長たちがコラを中心に党を作って立ち上がり、モーセとアロンに逆らいました。その理由はモーセとアロンが分を超えて、自ら高くなり、王になろうとしていることでした(3,13)。またモーセとアロンが民を惑わし、乳と蜜が流れる地に導いて入ろうとはせずに、荒野で殺そうとしているというのです(13,14)。しかし実際コラの本心は自分たちが祭司になろうとするところにありました。彼は不義によって党を作り、神様がお立てになったしもべに敵対しました。神様がお立てになったしもべに敵対することは、結局神様に敵対することなのです(11)。
Ⅱ.神様の前にひれ伏したモーセ(4-14)
彼らの逆らう言葉を聞いた時、モーセはどのようにしたのでしょうか。モーセは傲慢な彼らを一撃で取り除くことができました。しかしモーセは感情によって行なわず、神様の前にひれ伏しました。モーセは全ての問題を全面的に神様に委託して、神様の導きを求めました。モーセは分を超えた彼らの貪欲を咎め、神様がレビ族にお与えになった聖なる尊い使命を悟らせました。また彼らを招いて心を分かち合おうとしました。反逆者たちが傲慢な言葉で逆らう時、感情によって争えば、サタンに捕われるようになります。神様の判断に任せ、柔和と謙遜で傲慢と過ちを悟らせなければならないのです。
祈り:主よ!私が分を超えた傲慢な心を抱かないように助けてください。神様から任された小さなことに忠実になるように助けてください。
一言:分を超えたことは傲慢です
2005年 10月 08日 (土)
あなたがたはこの会衆から離れよ
Ⅰ.民たちのために祈るモーセとアロン(15-24)
コラは全会衆を集めて置いて、モーセとアロンに敵対しようとしました。すると神様の栄光が全会衆に現れて、一瞬のうちに彼らを滅ぼそうとされました。コラの反逆によって、全イスラエルが全滅する危機に処せられるようになりました。
その時、モーセとアロンはひれ伏して民たちのために切にとりなしの祈りをしました。神様はこの祈りを聞かれ、民たちを生かしてくださいました。指導者一人の祈りは民を滅亡から救う力があります。
Ⅱ.反逆者を罰せられた神様(25-35)
モーセは民たちに「悪者の天幕から離れる」ように言いました。そしてコラの死を通して、神様が自分を遣わし、このすべてのことを行なうようにしてくださったことを悟ることを願いました。すると地がその口を開き、コラの一族と彼に属する全てのものを飲み込んでしまいました。また火が出て、香をささげていた二百五十人を炊き尽くして殺しました。彼らは分を超えて貪欲を抱いていましたが、会衆から滅ぼされてしまいました。神様はこのように超自然的なさばきを通して、神様がどれだけ厳しい方なのかを悟らせてくださいました。
コラの仲間たちは些細な欲望によって、聖霊の御業に逆らい、神様がお立てになった指導者に敵対しましたが、神様のさばきを受けました。神様は党を作り反逆する者をお怒りになります。
祈り:主よ!主は、ご自分の主権に逆らい傲慢に行なう者をさばかれる聖なる方です。
一言:この悪者の天幕から離れよ
2005年 10月 09日 (日)
民のために贖いをしたアロン
Ⅰ.つぶやいたイスラエル人(41-45)
神様は、民たちの中から二度とコラ一味のような反逆が怒らないように、反逆者たちをさばかれました。ところがわずか一日で民たちの中から反逆的なつぶやきが広がりました。彼らは状況ごとにつぶやいて、他人と神様を非難する人々でした。
神様はこのような者を一瞬のうちに滅ぼそうとされました。民たちの間に疫病が始まりました。神様は聖なる方であり、罪を黙認することができません。必ずさばかれます。
Ⅱ.贖いをするアロン(46-50)
モーセは民の間に疫病が始まった時、すぐにアロンに言って、民のために贖いをするようにしました。アロンが民のために贖いをし、死んだ者と生きている者の間に立った時、疫病がやみました。仲介者アロンがいなかったら、彼らは罪の中で滅ぼされるしかありませんでした。大祭司アロンは来るキリストの影に過ぎません。
イエス様は人類の罪を贖うために来られた大祭司であり、神様と人間の間の唯一の仲介者になるのです。アロンの贖いは罪を根本的に解決することができず、その効力も一時的です。しかしイエス・キリストの贖いは根本的なものであり、その効力も永遠のものです(ヘブ9:12)。
祈り:主よ!イエス様が私の罪深い本性を十字架の上で自ら担ってくださり、永遠の贖罪を行なわれたことを感謝します。
一言:仲介者イエス様
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