聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2009]

2009年 09月 05日 (土)

民数記13:1-25
カナンの地を探らせよ

Ⅰ.偵察隊を選んだモーセ(1-16)
 モーセとイスラエルは、ついにパランの荒野に宿営しました。望みの地カナンが目の前にありました。今入って行って、征服すれば良いのです。ところが神様は、まずその地を探らせよ、と言われました。神様は、各部族ごとにその族長を一人づつ、合わせて十二の族長を遣わすように命じられました。彼らの名前は次の通りです。シャムア、シャファテ、カレブ、イグアル、ホセア、パルティ、ガディエル、ガディ、アミエル、セトル、ナフビ、ゲウエル。この十二名です。この十二人の族長は一番最初に約束の地に入って行って、その地を見る特権を得たのです。彼らは観光客として行くのではありません。それで彼らはその地を詳しく見て、モーセと全ての民たちに正確に報告しなければなりません。
Ⅱ.偵察隊を送ったモーセ(17-25)
 モーセは族長たちに、何を探るのかを具体的に指示しました。「その地がどんなであるか、そこに住んでいる民が強いか弱いか、あるいは少ないか多いかを調べなさい。また彼らが住んでいる土地はどうか、それが良いか悪いか。彼らが住んでいる町々はどうか、それらは宿営かそれとも城壁の町か。土地はどうか、それは肥えているか、やせているか。そこには木があるか、ないかを調べなさい。あなたがたは勇気を出し、その地のくだものを取って来なさい。」(18-20)征服すべき土地についての正確な情報を収集しなければなりません。正確な地形、城壁、民たちの健康状態と士気、土地が肥えているかどうか、など征服すべき対象を具体的に知らなければなりません。敵を知れば、勝つことができるのです。 彼らは命令通りに地を探り、ぶどうが一ふさついた枝を切り取って、それをふたりが棒でかついで来ました。その地は乳と蜜が流れる地でした(23)。

祈り:主よ!私が戦わなければならない対象を知らず、空を打つように生きて来た罪を悔い改めます。今から具体的に研究します。

一言:対象を具体的に研究しよう。



2009年 09月 06日 (日)

民数記13:26-33
私たちは上って行ってそこを占領しよう

Ⅰ.「上って行って、そこを占領しよう。」と行ったカレブ(26-30)
 イスラエルの十二部族の族長たちは四十日間カナンの地を一つ一つ探りました。果たしてその地は乳と蜜が流れている地でした。ところが十人の族長たちは、その地に住む民は力強く、その町は非常に大きく、城壁を持った要塞であり、巨人のアナク人まで住んでいた、と報告しました。すると民たちは恐れ、心が動揺をし始めました。
 その時、カレブが民を静めて言いました。「私たちはぜひとも、上って行って、そこを占領しよう。必ずそれができるから。」カレブは神様を信じ、上って行ってその地を占領しよう、と確信を持って言いました。信仰で見ると、何一つ恐れることがありませんでした。信仰の目で見る時、彼らは準備された食卓に過ぎません。勝利を確信したカレブは民たちにも確信と勇気を与えることができたのです。
Ⅱ.自分がいなごのように見えた十人の族長たち(31-33)
 十人の族長たちは否定的でした。その地に対して人々に悪い知らせを伝えました。「私たちが行き巡って探った地は、その住民を食い尽くす地だ。私たちがそこで見た民はみな、背の高い者たちだ。・・・私たちには自分がいなごのように見えたし、彼らにもそう見えたことだろう。」(32,33)
 彼らは神様を信じることができませんでした。不信仰の考えで見ると、全てのことが不可能なことのように思えました。信仰がない彼らはすでに不戦敗してしまいました。一度も戦って見ることもできず、恐れと絶望に捕われて寝そべることしかできなくなりました。

祈り:主よ!私に信仰がない時、卑屈で臆病者になるしかありません。私の中にある敗北主義に打ち勝つことができるように助けてください。

一言:必ずそれができる


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