聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2009]

2009年 09月 16日 (水)

民数記21:1-9
燃える蛇と青銅の蛇

Ⅰ.燃える蛇にかまれて死んだ民たち(1-6)
 神様はカナン人をイスラエルの手に渡し、大きな勝利を味わうようにされました(1-3)。ところが旅路が少し険しくなると、民たちはすぐに恵みを忘れ、神様とモーセにつぶやき始めました。現実がすこし辛いからと言って、救いの恵みまでも忘れ、神様と指導者につぶやくことは正しいことではありません。神様は彼らに燃える蛇を送って死なせようとされました。燃える蛇は神様の正しいさばきを現します。
Ⅱ.青銅の蛇を仰ぎ見るように命じられた神様(7-9)
 民たちは燃える蛇にかまれて死ぬと、初めて罪を悟り、モーセを通して救いを求めました。神様が指示された救いの道は旗ざおの上につけた青銅の蛇を仰ぎ見さえすれば良いというものでした。これは本当に容易なようですが、信仰がない者には難しいことでした。毒蛇にかまれれば、すぐに毒を吐き出して、毒が回らないように処置をしなければなりません。ところが青銅の蛇を仰ぎ見ることは非合理的であり、非科学的です。しかしこれは神様が施された唯一の救いの道でした。
 神様は罪によって死んで行く人々を憐れみ思い、イエス様を十字架に高く上げられました。そしてこのイエス様を仰ぎ見る者が滅びずに、永遠の命を得るようにされたのです(ヨハ3:14,15)。

祈り:主よ!私たちが罪によってうめき、苦しむ時、目を上げて十字架に高く上げられたイエス様を仰ぎ見るように助けてください。

一言:それを仰ぎ見れば、生きる。


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