聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2009]

2009年 09月 17日 (木)

民数記22:1-20
誘惑されたバラム預言者

Ⅰ.祈りによって神様の御旨を知るようになったバラム(1-14)
 イスラエルが無敵部隊のように進軍し、モアブの平原に宿営すると、モアブの王バラクはひどい恐れに捕われました。彼はすぐにバラム預言者に供え物と人を送って、イスラエルを呪うように頼みました。
 その時、バラムはどうしたのでしょうか。彼はまず祈りによって神様の御旨を尋ねて見た後、断固拒絶しました。金銭と名誉と権威が伴う誘惑が来た時、祈りによって神様の御旨を分別し、断固退けたことは本当に立派なことなのです。
Ⅱ.金銭と権威に誘惑されたバラム(15-20)
 一度サタンの攻撃を退けたからといって、気をゆるめてはいけません。バラクはバラムに前より位の高いつかさを送って、さらに大きな権威とお金で誘惑しました。サタンの第二次攻撃にバラムは誘惑されました。彼は彼らと対話する必要もなく、送り出さなければなりませんでしたが、家にとどまらせました。そして神様の御旨が何であるのかをよく知っていながらも、再び神様の御旨を求めました。
 神様はこのような彼に行くように許可をされました。しかしこれは神様を喜ばせることではありませんでした。心の底から神様の御旨に従おうとする心がない時、バラムのように、世の誘惑に惑わされやすいのです。

祈り:主よ!私の心の底から神様の御旨に従おうとする霊的な望みをくださり、どんな甘い誘惑が来ても、妥協せずに退けることができるように助けてください。

一言:あなたは彼らといっしょに行ってはならない



2009年 09月 18日 (金)

民数記22:21-41
バラム預言者をお咎めになった神様

Ⅰ.ろばに咎められたバラム(21-30)
 バラムが朝モアブのつかさたちと一緒に出かけると、神様は彼をお怒りになりました。そして主の使いを送って道を立ちふさぐようにされました。主の使いが剣を持って立っているのを見たろばはあっちこっちと避けようとして、バラムの足を傷つけました。するとバラムはろばを三度も打ちました。ろばは生涯変わることなく主人に仕えて来ましたが、バラムは神様の御旨を拒み、欲望のまま行なっていました。そうしていくうちに話すことのできないろばが、彼を咎めるほどになりました。神様がご覧になる時、彼は家畜よりも劣った者でした。
Ⅱ.バラムの目を開かれた神様(31-41)
 バラムは神様の御旨に従うことより、自分の私利私欲に従うことによって、霊的な目が遠くなりました。彼は心のままに行なってからは主の使いの剣によって滅ぼされるしかありませんでした。神様はこのような彼を憐れまれ、霊的な目を開いてくださいました。その時初めて彼は神様の使いを見て、自分の罪を悟るようになりました。
 神様が啓示の霊をくださる時だけが、神様を知ることができ、また自分を発見することができるのです。神様はバラムが悔い改めるように助け、彼の口に御言葉をくださり、バラム王に神様の御旨を宣布するように、されました。

祈り:私が私利私欲に従っていくうちに霊的な目が遠くなりやすい者です。主が私の霊の目を開いてくださり、主の喜ばれることを行なうように助けてください。

一言:私の霊の目を開いてください


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