聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2014]

2014年 05月 22日 (木)

民数記6:1-21
ナジル人の誓願

1.ナジル人の規則(1-12)
 神様は、一定期間の間、ナジル人の誓いを立てて、自分のからだを聖別して主にささげようとする人たちに、その規則を話されました。その人は、ぶどう酒や強い酒を遠ざけて、ぶどうの木の実を食べてはならず、頭にかみそりを当ててはなりません(4,5)。また、死体に近づいてはいけませんが、彼の両親、兄弟、姉妹が死んだ場合でも、近づいて身を汚してはならない、と仰せられました。突然、誰かがそのそばで死んで汚れてしまうなら、全てのことが無効となり、もう一度、日を定めて行わなければなりません(12)。
2.ナジル人のいけにえ(13-21)
 ナジル人が誓願した期間を満たしたなら、神様にいけにえをささげなければなりません。いけにえの種類は、全焼のいけにえ、罪のためのいけにえ、和解のいけにえなどがありました(14)。ナジル人は、傷のない子羊と種を入れないパンなどを祭司にささげた後、聖所で髪の毛をそって、火で燃やすことで、ナジル人の義務から解放されます(20)。ナジル人の規則は、神様に自分の生活を聖別してささげようとする人々のために、作られました。それで、この誓願を立てた人は世の汚れた物を遠ざけ、敬虔な生活をしなければなりません。サムソンはナジル人でしたが、情欲的な生活をしたことで、大きな苦しみを受けました。反面、バプテスマのヨハネは自分を聖別することで、メシヤの先駆者として尊く用いられました。今日、私たちも世の罪から自分をきよめれば、主に用いられる器になることができます(2テモ2:21)。

祈り:主よ!私が、悪い淫乱なこの世で、ナジル人のように聖別された生活をすることで、主に用いられるように、助けてください。

一言:神様は、聖別された生活を喜ばれる



2014年 05月 23日 (金)

民数記6:22-7:11
祝福することを願われる神様

1.わたしは彼らを祝福しよう(6:22-27)
 神様はモーセに、祭司たちを通して、イスラエル人をこのように祝福すると、告げて仰せられました。「主があなたを祝福し、あなたを守られますように。主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように。」神様はイスラエル人を愛され、満ち溢れるまで祝福することを願われます。彼らを保護し、恵みを施され、平安を与えることを願われます。私たちは、時々、神様が私たちを訓練させるだけではないのか、と疑うことがあります。しかし神様は、慈しみ深い顔を私たちに向け、全ての良い物をお与えになります。この神様を信じる時、私たちは険しい世の中を、乗り越えて行くことができます。
2.族長たちのささげ物(7:1-11)
 モーセが幕屋を建て終わった日に、全ての器具を聖別して奉献した日、イスラエルの族長たちはささげ物をしました。彼らが主にささげた物は、車六両と雄牛十二頭でした。神様は彼らがささげた物をレビ人たちに与え、それぞれの奉仕に応じて使わせました。各部族の族長たちは、その後にも、一日に一人ずつ、日々、同じように祭壇奉献のためのささげ物をしました。族長たちが豊かなささげ物を、惜しみなくささげた時、神様は大きく喜ばれ、彼らの真心を一つずつ覚えられました(12-89)。このように私たちも、感謝の祭壇を豊かに築く時、神様は喜ばれ、救いの御業に尊く用いてくださいます。

祈り:主よ!人々を愛され、祝福するのを願われることに感謝します。私が主に喜びによって、感謝のささげ物をささげます。

一言:祝福することを願われる神様


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