聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2014]

2014年 06月 01日 (日)

民数記13:1-25
カナンの地を調べなさい

1.その地がどうなのかを調べなさい(1-20)
 神様はモーセに、各部族から代表者を一人ずつ選んで、カナンの地を探らせるように、と命じられました。神様の方向に従って、モーセは各部族のかしらを調査団として選びました。そして調査団を送りながら、「その地がどうなのかを調べなさい。」と言いました。そこに住んでいる民が強いか弱いか、あるいは少ないか多いか、地形と気候、その町がどんな状態にあるのか、土地がどうなのか、植物の木の状態がどうであるのか、調べる内容を一つ一つ指示を出しました。モーセは、神様が下さった地を得るのに、最善を尽くして、慎重に準備しました。モーセはまた、カナンの地の外側だけを見て、委縮してしまいがちな彼らに、「勇気を出しなさい」と言いました。神様が与えようとされる地を得るのにおいて、詳しい状況を把握し、最善を尽くすことは必要なことです。しかし、それよりも、さらに大切なことは、この地を与えると約束された神様を信じる信仰の目で見ることです。
2.四十日の調査(21-25)
 各部族のかしらは、モーセの方向に従って、カナンの地を調べました。カナンの地の南端のヘブロンから北端のレホブまで詳しく探りました。特に、ヘブロンの樹木を見ました。ところが、そこには巨人族のアナクの子孫が、すでに住んでいました。調査団はエシュコルの谷で、ぶどうを一房切り取りました。ところが、それがあまりにも大きかったのか、二人が棒でかつぐほどでした。神様が約束された地は、肥沃して豊かな所でした。

祈り:主よ!私がキャンパスの状態を詳しく知ろうとするだけではなく、何よりも信仰の目で見ることができるように、助けてください。

一言:信仰の目で、詳しく調べます



2014年 06月 02日 (月)

民数記13:26-33
上って行って、占領しよう

1.上って行って、占領しよう(26-30)
 調査団は戻って来て、調べて来たことを報告しました。十人のつかさたちは、「そこにはまことに乳と蜜が流れている」ことを認めました。しかし、その地の住民は力強く、町々は非常に大きく、その上、巨人族であるアナクの子孫が住んでいる事までも、報告しました。それ以外にも、行く先々で、そこの原住民が宿営をはっていると報告しました。彼らの否定的な報告を聞いた民たちは恐れて、心がゆれ動き始めました。その時、カレブが民たちを静めて言いました。「私たちはぜひとも、上って行って、そこを占領しよう。必ずそれができるから。」(30)。カレブは、神様がすでにカナンの地を自分たちに下さったことを信じました。その時、彼は上って行って占領しようとする、チャレンジ精神が満ち溢れました。恐れは信仰の最大の敵です。ただ、神様だけを信じる信仰によってのみ、恐れに打ち勝ち、上って行って、約束の地を占領することができます。
2.私たちはいなごのようだ(31-33)
 カレブの確信に満ちた激励にも、十人のつかさたちは、変わることなく恐れ震えて、言いました。「私たちはあの民のところに攻め上れない。あの民は私たちより強いから。」また、その地を、「住民を食い尽くす地だ」と悪評をつきました。そして、その民はみな背の高いのに比べ、自分たちがいなごのように見えたと、深く絶望しました。不信仰の中にいる時、現実はみな、辛く困難に見えて来ます。しかし、私たちを無力にするのは、条件ではなく、不信仰です。

祈り:主よ!私がカレブのように、神様を信じる信仰によって上って行き、約束の地を占領する者になるように、助けてください。

一言:上って行って、占領しよう


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