聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2014]

2014年 06月 03日 (火)

民数記14:1-10
ただ、主にそむいてはならない

1.モーセとアロンにつぶやく民たち(1-4)
 十人のつかさたちの不信に満ちた言葉を聞いたイスラエルの民は、その夜、大声をあげて叫び、泣き明かしました。また、「私たちはエジプトの地で死んでいたらよかったのに。できれば、この荒野で死んだほうがましだ。なぜ主は、私たちをこの地に導いて来て、剣で倒そうとされるのか。」と言って、モーセにつぶやきました。後には、彼らをエジプトの奴隷生活から救ってくださった神様にまで、つぶやきました。そして、他に指導者を立てて、エジプトに帰ろうとしました。このように、不信に満ちたつかさたちの報告は、民たちを絶望とつぶやきの奴隷に転落させてしまいました。指導者は与える影響を考えて、どんな状況の中でも、信仰の言葉を話さなければなりません。
2.彼らは私たちのえじきとなる(5-10)
 ヨシュアとカレブは着物を引き裂いて、何とかして民たちを助けようとしました。彼らは、十人とのつかさたちとは違い、神様が必ずその地を得させてくださり、また、果たしてその地は乳と蜜が流れる素晴らしい地だと、言いました。そして、「ただ、主にそむいてはならない。その地の人々を恐れてはならない。彼らは私たちのえじきとなるからだ。彼らの守りは、彼らから取り去られている。」と言って、信仰を植えようとしました。神様の御旨は、カナンの地を相続地としてイスラエル人にお与えになることでした。それで、ただ全能なる神様に対する信仰によって、恐れに打ち勝ち、大胆に約束の地に入って行くなら、その地はイスラエルのえじきになります。

祈り:主よ!非常に美しい、このキャンパスを神様が私にくださったと信じます。

一言:彼らは私たちのえじきとなる



2014年 06月 04日 (水)

民数記14:11-25
この民の咎を赦してください

1.いつまでわたしを信じないのか(11,12)
 イスラエルの民は、神様がそれまで施してくださった恵みを蔑みました。神様は、「この民はいつまでわたしを侮るのか。・・・いつまでわたしを信じないのか。」と、怒っておられました。そして、彼らを疫病で打ち滅ぼそうとされました。そしてモーセに、「あなたを彼らよりも大いなる国民にしよう。」と言われました。神様が施してくださった恵みを蔑み、結局、イスラエルは滅ぼされる危機に処せられました。
2.この民の咎を赦してください(13-25)
 イスラエルの民の罪は、数多くくり返される頑固なものでした。また、彼らに対する神様のさばきも厳しいものでした。その時、モーセは落胆して、放棄してしまうこともできました。しかし、モーセは、イスラエルの救いのために、切にとりなしの祈りをささげました。モーセは神様に、「イスラエルを滅ぼされるなら、異邦人たちが神様を笑いものにする。」と言いました。また、怒るのに遅く、恵み豊かな神様を信じて頼りました。そして、「あなたがこの民をエジプトから今に至るまで赦してくださったように、どうかこの民の咎をあなたの大きな恵みによって赦してください。」と言って、民の咎を赦してください、と祈りました。神様は、モーセの切なるとりなしの祈りを聞かれ、その怒りを思いとどまれました。私たちも、イスラエルの民のように、神様のさばきを受けるべき存在でした。しかし、私たちには、モーセのように、私たちの罪の赦しのために、とりなしの祈りをされるイエス様がおられます(1ヨハ2:1)。

祈り:主よ!私のために、とりなしの祈りをしてくださる恵みに感謝します。

一言:私たちには、代弁者がおられる



2014年 06月 05日 (木)

民数記14:26-45
四十年の間あなたがたは自分の咎を負わなければならない。

1.四十年の間あなたがたは自分の咎を負わなければならない(26-35)
 神様は、繰り返して神様を信じずにつぶやいてばかりいるイスラエルに、刑罰を宣告されました。信仰の目でカナンの地を見て、信仰の言葉で民たちに報告したカレブとヨシュアの他には、約束の地に、決して入ることはできない、と言われました。カナンの地を探った一日を一年と数えて、四十年間苦労するようになると言われました。
 神様は、長い間、イスラエルの不信仰とつぶやきを耐え忍んで来られました。しかし、限りなく永遠に耐え忍ばれるのではありません。イスラエルは続けて不信仰とつぶやきによって、結局神様から捨てられました。長い間耐え忍ばれる神様の恵みを侮り、最後まで悔い改めないことは、神様の御怒りをその頭に降りそそぐことです。
2.なぜ主の命令にそむこうとしているのか(36-45)
 民たちは、神様の怒りの御言葉に、ひどく悲しみました。彼らは、今からでも自分たちの罪を悟り、深く悔い改めなければなりませんでした。しかし、彼らは、口では自分たちの罪を告白していながら、荒野に行けと言われる神様の命令には従いませんでした。彼らはモーセの制止にも関わらず、自分の思い通りに主がお与えになった所に上って行こうとしました。神様は、このように自分勝手に行動する彼らを、アマレク人とカナン人を動員して、打たれました。結局、イスラエルの民は大きく負けました。

祈り:主よ!私が悔い改めない心のために、結局神様に捨てられるしかない者です。私が恵みの時に、神様に聞き従う知恵ある者になるように、祈ります。

一言:悔い改めにも、時がある


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