聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2014]

2014年 06月 11日 (水)

民数記20:1-13
岩に命じれば、水を出す

1.逆らうイスラエル(1-5)
 イスラエル人の全会衆がツィンの荒野に着きました。ところが、そこに飲む水がないと、モーセとアロンのあやまちを指摘して、攻撃しました。彼らは、「私たちの兄弟たちが死んだ時、私たちも死んでいたら良かったのに。なぜ私たちをエジプトから上らせ、この悪い所に引き入れたのか。」と争いました。彼らは、現実の苦しみにぶつかると、今まで導いて来られた神様の恵みをすっかり忘れ、指導者であるモーセを攻撃し、神様につぶやきました。
 私たちも、この民のように、現実の問題にぶつかり、逆境に立たされた時、今まで受けた恵みを忘れ、神様に不平不満をもらしてはいないでしょうか。これは、最も神様を悲しませる罪です。
2.岩を二度打ったモーセ(6-13)
 モーセは、民が逆らった時、彼らから離れて、神様の御前に出て行ってひれ伏しました。その時、神様はモーセに言われました。「岩に命じれば、岩は水を出す。」ところが、モーセは、逆らう民たちによって、ひどく心が傷つき、神経質になり、杖で二度岩を打ちました。彼は興奮して神様の御言葉に聞き従わず、血気を出しました。そのことによって、神様の栄光を現わすことができませんでした。神様は、モーセの不従順と神様の栄光を現わさなかった罪を見逃されず、約束の地に入ることができないように、されました。モーセは忍耐すべき時に、血気を奮うことによって、約束の地に入って行くことができなくなりました。

祈り:主よ!私がどんな場合にも、神様の御声に聞き従って、神様の栄光を現わす者になるように、助けてください。

一言:岩に命じれば、水を出す


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